イトーキ、初の統合型ワークプレイスプラットフォーム「Appspace」を発表
株式会社イトーキ(本社:東京都中央区)が、2025年8月7日(木)より、Appspace, Inc.の統合型ワークプレイスプラットフォーム「Appspace(アップスペース)」を国内初として販売を開始することを発表しました。このプラットフォームは、サイネージ配信、来客受付、フロアガイド、社内ポータルなど、あらゆる情報や機能を一元管理し、特にハイブリッドワーク環境における社内情報へのアクセスの課題を解決します。
ハイブリッドワークの進展とニーズの変化
近年、ハイブリッドワークやフリーアドレスの普及により、会議室の予約や来客の受付、社内ポータルへのアクセスなど、各種操作がさまざまなツールに分散する状況が増えています。その結果、拠点ごとに異なる通知方法や情報の取り扱いから、従業員は「どこに何があるのかわからない」「必要な情報が得られない」といった混乱に直面しています。こうした課題に対処するため、分かりやすく情報を整理・共有する仕組みが必要とされています。
Appspaceの機能とメリット
「Appspace」は、従業員に向けて最新の情報を提供するためのワークプレイス・エクスペリエンスプラットフォームです。オフィスとデジタルの両方の環境内における情報を一元管理することで、業務効率の向上とコミュニケーションの活性化を実現します。具体的には、以下のような機能があります。
- - サイネージ配信機能: 社内のニュースや緊急通知をディスプレイに一括で配信。
- - フロアガイド: 会議室や目的地への案内をサポートします。
- - 来客受付のデジタル化: QRコードを使った受付や入退室記録でセキュリティを強化。
- - 社内ポータル統合: アプリを通じて社内情報やよくある質問へのアクセスを容易にします。
- - マルチデバイス対応: 主要なディスプレイおよび予約端末との接続を保障し、活用しやすさを追求。
- - グループウェア連携: Microsoft 365やGoogle Workspaceとの接続により、会議室の予約や情報共有が効率化されます。
イトーキによる新たなサポート体制
イトーキは長年にわたりオフィスの設計や運用に関するコンサルティングを行ってきました。今回の「Appspace」の導入により、テクノロジーを活用した新たな働く環境情報基盤を構築し、企業の多様な働き方の実現に寄与していくとしています。
執行役員 営業本部 副本部長の森田良一氏は、「Appspaceは国内には存在しなかったオフィスとデジタルを統合した画期的なソリューションです。これにより、従業員は必要な情報にスムーズにアクセスでき、組織の生産性と部門を越えた交流の活性化が期待されます」と述べています。
さらに、Appspace, Inc.のヨーロッパ・中東・アジア太平洋地域担当バイスプレジデント、ガイ・サットン氏も「イトーキとのパートナーシップは、真に魅力的なソリューションを生むための重要な一歩です。私たちの協業を通じて、日本中の組織に生産性向上に資するツールを提供していきます」とコメントしています。
Appspaceの特徴
Appspaceは、従業員とのコミュニケーションから物理的なオフィススペースまで全てを管理できます。デジタルサイネージ、スペース予約システム、フロアガイドなど、さまざまなソリューションが統合されたワークプレイスエクスペリエンスプラットフォームです。詳細は公式ウェブサイト(
http://www.appspace.com)をご覧ください。
イトーキの企業情報
株式会社イトーキは1890年に設立され、オフィス家具の製造販売やオフィス空間デザイン、働き方コンサルティングなど多岐にわたるサービスを提供しています。「明日の『働く』を、デザインする。」というミッションのもと、新しい働き方に対応した革新的なオフィス環境づくりをサポートしています。詳細な情報は会社の公式サイトを参照してください。