高岡商工会議所伏木支所のメモリアル展示が開設
令和6年1月に発生した能登半島地震によって被害を受けた高岡商工会議所伏木支所は、その解体が決定され、地域の人々に惜しまれながらも、公費解体が行われることとなりました。この重要な歴史を後世へ伝えるために、9月2日より高岡商工ビルの2階ロビーに「メモリアル展示」がオープンします。この展示では、伏木支所の貴重な記憶を未来に受け継ぐための取り組みが行われます。
メモリアル展示の内容
新たに設置されるメモリアル展示では、伏木支所の柱や銘板などの実物資料が展示されるほか、説明パネルやデジタル映像を通じて、その歴史や歩みを多面的に紹介します。来場者は、これらの資料を通じて、伏木支所が地域の産業発展にどのように寄与してきたのか、そして地域の歴史においてどのような役割を果たしてきたかを振り返ることができます。これにより、当時の重要な出来事や人々の思いを知ることができるでしょう。
開設情報
- - 日時: 令和7年9月2日(火)から開設
- - 場所: 高岡商工ビル2階ロビー、階段横(富山県高岡市丸の内1-40)
展示会場では、支所の360度ビューを見ることができるタッチパネルも設置される予定で、訪れた方々はより深くこの歴史的な場所を体感できるでしょう。また、展示スペースには「伏木支所の概要」や「伏木支所のあゆみ」を掲示したパネルも配置されており、来場者がその歴史を理解する手助けをします。
偉人たちの業績を紹介
同時に、富山県西部産業開発協議会(事務局:高岡市丸の内1-40、会長:塩谷雄一)による「富山県西部の産業偉人未来つくりびと」も展示。県西部出身の偉人たちの功績を紹介するバナーが設置され、メモリアル展示と併せて地域産業の発展の歴史と精神を次世代へ引き継ぐ役割を果たします。
地域への思い
来場者の皆様は、伏木支所の歴史だけでなく、同時に地域の産業発展に尽力した先人たちの姿にも触れていただければと思います。彼らの功績は忘れ去られてはいけません。その思いを胸に、地域の未来を考える場として、このメモリアル展示が多くの人々に受け入れられることを願っています。
高岡商工会議所は、1896年に設立されて以来、中小企業振興や地域振興、政策提言活動など、地域の発展に寄与してきました。今後もこのメモリアル展示を通じて、多くの人に地域の重要性を再認識していただきたいと考えています。