カシオ計算機が創造と貢献の新たな指針を策定
カシオ計算機は、急変する市場環境においてもその経営理念である「創造 貢献」を実践し続けるための新たなパーパスを発表しました。このパーパスは、会社の存在意義を再確認するもので、全社員を対象に約1年間にわたり行われたワークショップやアンケートを通じて意見を集約し、生まれたものです。
新たなパーパスの内容
新たに策定されたパーパスは、「驚きを身近にする力で、ひとりひとりに今日を超える歓びを」というものです。この言葉には、カシオが人々に与える影響や感動をどう表現するかを見据えた想いがこめられています。英訳においても、「Through the power to put wonder at hand, bring new levels of joy to lives one by one」という形で示されています。
社員の意見を反映したプロセス
パーパスの策定にあたり、カシオでは2,000名を超える国内外の社員が参加する形で意見をボトムアップ方式で収集しました。このプロセスは、社員自らが考え、感じたことが、企業の理念にどう反映されるのかを示すものであり、全社員が共感し行動できる土壌を作ることを目的としています。
カシオの革新の歴史
カシオ計算機は、1957年に世界初の小型純電気式計算機「14-A」の発売を皮切りに、アナログデバイスをデジタル技術で革新してきました。これにより、従来では考えられなかった新たな価値を創造し、手軽に利用できる製品を提供することで多くの人々に貢献してきました。この取り組みは、社員一人ひとりに脈々と受け継がれ、次世代への「創造 貢献」として表出されてきたのです。
バリューズの重要性
このパーパスを実現するために、カシオでは価値観や信条を示す「バリューズ」を策定しました。これには、次の5つの要素が含まれます:
1.
人の探求こそ、原点 - Imagination with empathy.
2.
独自の発想にこだわる - Creativity through unique thinking.
3.
変革を楽しむ - Change with joy.
4.
力を合わせ、実現する - Collaboration for realization.
5.
いかなる時も社会への貢献心を貫く - Contribution to society as our stance.
これらのバリューズは、社員が日々の業務において考え行動する上での重要な指針となります。
今後の展望
カシオ計算機は、これらのパーパスとバリューズを基に、どのような時代の変化があろうとも「創造 貢献」の理念を実現し続けることを目指します。企業理念と社員の想いが一体となることで、未来への新しい挑戦が続くことでしょう。
関連情報は、カシオの2024年統合報告書や公式ウェブサイトで確認できます。こちらのリンクから詳細をご覧いただけます。
2024年 統合報告書
パーパスの詳細について