91年の歴史的建物で体験するアートの深み
築91年の「旧山口萬吉邸」が舞台となるアートプログラムが開催されます。本プログラムでは、写真家の増浦行仁氏が豊かな芸術性をもって関わった作品を展示し、参加者に独自の審美眼を育む機会を提供します。
増浦氏は12歳で写真家を志し、18歳でフランスに渡ると、名高い写真家ギィ・ブルダンのアシスタントとしてキャリアを積みました。その後、日本の精神文化への導きとして、ローマでの経験を生かした作品を制作してきました。独自の感性に基づく作品を通じて、来場者はアートを介した深い視点を得ることができるでしょう。
旧山口萬吉邸の魅力
会場は1927年に建てられたこの歴史的建物で、和洋折衷の美が魅力です。kudan houseとして再生されたこの場所は、創造的な空間を提供し、アートが浮かび上がる美しい環境を整えています。このサロンは、感性豊かな人々が集うビジネスハブとなっており、内装には増浦氏の作品が調和するよう展示されています。
アートプログラムの内容
プログラムでは、増浦氏の展示作品を通じて、歴史的な芸術家たちのメッセージにも触れます。ロダン、ブルデル、マイヨールなど、歴史に名を残したアーティストたちが、作品を通じて表現したかった理念に触れ、また古代の祭祀に基づく祈りやメッセージに思いを馳せることができます。
展示されるアート作品には以下のようなものがあります。
- - Khaosロダン作品集~「地獄の門」編~
- - PROFIL ブルデル作品集
- - GENESIS ミケランジェロ作品集
- - FLOWERS華
- - 神の宮 伊勢神宮「第62回神宮式年遷宮」/出雲大社「平成の大遷宮」
- - 起源 宗像・沖ノ島と関連遺産群
特に、2017年に世界遺産に登録された沖ノ島に関する作品は、首都圏初公開となります。訪れる人々は貴重なアートを身近に感じることができ、時を超えた感動を享受することでしょう。
開催概要
このアートプログラムは参加費が無料で、予約制での開催となります。具体的な日程は以下の通りです。
- - 日程: 2018年10月5日(金)~7日(日)
- - 時間: 1日5回の限定開催(10:00、11:30、13:00、14:30、16:00)
- - 会場: kudan house(旧山口萬吉邸)東京都千代田区九段北1-15-9
- - 参加方法: 専用のホームページより事前にお申し込みが必要です。
増浦行仁氏のプロフィール
増浦行仁氏は1983年にフランスの著名な写真家ギィ・ブルダンのもとでアートの世界に飛び込み、さまざまな国際的な展覧会で評価を受けてきました。特にミケランジェロの作品を撮影することに専念し、その成果品は多くの美術館で展示されています。彼が撮影した「神の宮」の作品群は、国内外で巡回展が行われ、大きな反響を呼んでいます。
増浦氏は日本の自然や文化的背景を写真に収め、それを通じて私たちに重要なメッセージを伝えています。
まとめ
歴史的な建物でアートに触れる貴重な機会を、お見逃しなく。増浦行仁氏の作品を通じて、アートの世界に新たな視点を見出し、深い感動を体験できることでしょう。