女性のための新しい支援体制『どこでもソフィ』の学校導入が進む!
生理に関する課題を解決するための新たな取り組みが始まりました。株式会社フェリシモが運営する『Her smile基金』が、NPO法人レッドボックスジャパンと連携し、ユニ・チャーム株式会社の生理用品導入を学校へ拡大することを発表しました。このプロジェクトは、生理の貧困問題に取り組む持続可能なエコシステムを構築することを目指しています。
「Her smile基金」の概要
『Her smile基金』は、フェリシモが展開する特定商品の購入を通じて利益の一部が積み立てられ、世界各地の女性支援に充てられます。一商品あたり20円、50円、100円が基金として貯まる仕組みで、女性が直面する貧困や差別といった問題の解決に寄与することを目的としています。この基金は、現地のニーズに応じて、効果的な支援先を選定しています。
『どこでもソフィ』の提供内容
ユニ・チャームの『どこでもソフィ』は、学校向けの「School Sofy」と企業向けの「Office Sofy」の2種類の生理用品ディスペンサーを無償で提供する取り組みです。これにより、必要な時にどこでも生理用品が手に入る環境を提供し、学生に安心して学校生活を送るサポートをします。ナプキンの補充には、設置先の学校や企業が購入する必要があります。
特に、今回のプロジェクトで用意された『ソフィSPORTS羽つき』は、密閉された個包装であり、何処でも衛生的に使用できるという利点があります。生理用ナプキンを法律上の規制の中で個別包装することはこれまで難しかったのですが、これにより安全で衛生的なナプキンを手軽に利用できるようになりました。私たちの目指すのは「どこでも生理用品が手に入る社会」です。
学校への導入拡大計画
レッドボックスジャパンは、この取り組みを通じて沖縄県を始めとする全国各地の教育機関に『どこでもソフィ』を導入する計画を進めています。具体的には、沖縄県立陽明高等支援学校での設置が行われるなど、実際の運用も始まっています。また、今後は公立学校や大学など、全国230校以上への導入を目指し、より多くの学生が快適に学べる環境を整えることを図ります。
レッドボックスジャパンの活動
レッドボックスジャパンは「女性の社会インフラを整える」ことをミッションに掲げています。生理用品の提供だけでなく、ヘルスケア教育プログラムの普及も目指し、学校や地域、企業と連携しながら支援活動を展開しています。具体的には、来年度以降、沖縄県や宮城県の教育施設に生理用品を提供すると共に、関連教育プログラムの実施にも注力する意向です。
まとめ
この取り組みが広がることで、より多くの女性や女児が安心して生活・学習できる環境が整うことが期待されています。生理の問題は多くの女性にとって重大な課題ですが、こうした施策を通じて、全ての人が自由に自分らしく過ごせる社会の実現を目指しています。これからも株式会社フェリシモとレッドボックスジャパンの活動から目が離せません!