内航船舶輸送統計月報(令和7年11月分)
国土交通省が発表した令和7年11月の内航船舶輸送統計に関する報告を基に、全国の内航輸送の現状を詳しく見ていきます。この月の総輸送量は、前年同月比で2.5%増の25,559千トン、トンキロでは3.5%増の13,009百万トンキロに達しました。これにより、内航輸送は持続的な成長を示していることが分かります。
総輸送量の動向
具体的にどのような品目が輸送されているのでしょうか。内航船舶による輸送量を分析すると、コンテナ及びシャーシ扱いの輸送はそれぞれ1,825千トン、755千トンとなっています。この数字からも、コンテナ輸送の重要性が伺えます。
品目別の変化
主要な10品目についても詳しく見ていきましょう。前年同月比でみると、以下の変化がありました。
- - 砂利・砂・石材:0.1%の微増
- - 石灰石:12.6%の減少
- - セメント:8.3%の減少
- - 鉄鋼:13.7%の増加
- - 石炭:5.9%の減少
- - 原油:27.5%の増加
- - 重油:1.6%の増加
- - 揮発油:6.6%の増加
- - その他の石油及び石油製品:7.4%の減少
- - 化学薬品:ほぼ変わらず(0.0%増)
トンキロベースでも同様の傾向が見られ、特に原油の輸送量が大幅に増加していることが目立ちます。一方で、石灰石やセメントは不調の様子です。
燃料消費と航海距離
燃料消費量は190,014千リットルで、前年同月比で3.3%の増加を示しています。また、航海距離は10,816千キロメートルで、同じく1.8%の増加が見られました。これらの数字は、効率的な運航が進んでいることを示唆しています。
輸送効率の重要性
内航船舶の輸送効率は40.7%となっており、用途別に見ると貨物船は40.7%、油送船は41.0%です。これらは、国内輸送のスムーズさや、各業種における船舶利用の効率性を考える際の重要な指標です。
最後に
2023年11月の内航船舶輸送統計は、全体的に前向きな動きを見せていますが、品目により変化が見られる点は業界の課題とも言えるでしょう。今後の報告やデータに注目し、さらなる動向を見守りたいところです。