明治大学リバティアカデミー シンポジウム 講座のご案内
明治大学の生涯学習を推進する「明治大学リバティアカデミー」は、2026年7月18日(土)にシンポジウム「知の越境4人の論者が展示を切る!『悪党、天下をかたる』展―幕末の村山騒動は、現代社会に何を伝えるのか?」を開催します。このイベントは明治大学博物館との連携講座となり、対面形式で行われます。参加は事前の申し込みが必要ですが、参加費は無料です。
シンポジウムの背景
村山騒動が発生したのは1866年(慶応2)年、出羽国村山郡において米価の高騰が起因となり、困窮した群衆が富裕層に対して出金や酒食の強要を行い、拒否する者の屋敷に攻撃を加えたという事件です。騒動の中心になったのは、博徒や浪人、無宿者と呼ばれるアウトローたちで、彼らは当時「悪党」と呼ばれていました。しかし、彼ら自身は「天下儀士」と名乗り、自らの行為に正義を見出していました。このような状況は、法と秩序、逸脱行為、民衆の暴力といったテーマを含み、現代社会におけるさまざまな問題に通じています。
講師陣の紹介
このシンポジウムでは、歴史や法、哲学、認知情報論の各分野で活躍する明治大学の教員がそれぞれの視点からこの事件を分析します。参加者は、自らの知識を深めることができる絶好の機会です。
- - 須田 努 教授(外務担当常勤理事、情報コミュニケーション学部): 日本近世・近代に関する民衆史や民衆暴力に焦点を当てた研究をしています。
- - 黒澤 睦 教授(副学長、法学部): 刑事司法周辺の諸問題を理論的に検討しています。
- - 合田 正人 教授(文学部): 19・20世紀の思想交渉や近代ユダヤ思想を専門としています。
- - 石川 幹人 教授(明治大学博物館長): 認知情報論に関する研究を行い、生物学・心理学・人工知能の交差点にて多角的な視点からアプローチします。
司会を務めるのは、日比佳代子学芸員で、江戸時代における大名の所領移動が領民に与える影響の研究を行っています。
参加方法
このシンポジウムに参加を希望される方は、リバティアカデミーの公式ページおよび事務局までお申し込みください。さまざまな角度から村山騒動を掘り下げる討論が繰り広げられるこのシンポジウムは、歴史や社会についての意識を高めたい方にとって、非常に貴重な体験となることでしょう。
- - 日時: 2026年7月18日(土)14:00~15:30(13:30開場予定)
- - 場所: 明治大学駿河台キャンパス (東京都千代田区神田駿河台1-1)
- - 料金: 無料
企画展との連動
本シンポジウムは、明治大学博物館の刑事部門で行われるコラム展「悪党、天下をかたる慶応二年村山騒動の世界」との関連企画です。この展覧会では詳細な資料や解説を通じて、村山騒動の背景や影響をより深く理解することができます。
企画展の詳細については、明治大学博物館の公式ページもご覧ください。
まとめ
村山騒動は典型的な時代の動乱を反映したものであり、現代におけるさまざまな問題を考える上でも多くの示唆を与えています。ぜひこの機会を通じて、歴史の新たな側面に触れ、自らの見解を広める一助となることを願っています。