在宅医療の新機能
2025-06-24 10:13:25

在宅医療支援への一歩:電子カルテ『movacal.net』が提供する新オプションとは

在宅医療支援への革新:『movacal.net』と電子署名オプション



医療のデジタル化が進む中、NTTプレシジョンメディシン株式会社が提供する在宅医療対応の電子カルテ「movacal.net」は、特に医療機関においてペーパーレス化を実現するための新しいオプションサービス、「書類BOX電子署名オプション」の導入を発表しました。このサービスは、医療情報のガイドラインに基づいた電子署名機能を搭載し、紙媒体の電子化保存を可能にします。2025年6月24日から提供が開始される予定です。

1. サービスの背景と目的



最近、多くの医療機関では、紙文書の保管や管理に関連するスペース不足や煩雑さが課題として指摘されています。これに対処するために、NTTプレシジョンメディシンは、セイコーソリューションズが提供する長期署名クラウドサービス「eviDaemon」との連携を進め、医療機関がデジタル化された情報を簡単に管理できる環境を整えることを目指しました。この背景には、医療業界のデジタルシフトが加速しているという事実があります。

2. 主な特長



クラウド上での作業完結


新しい電子署名オプションはすべてクラウド上で行われ、これにより電子カルテ内で患者情報と関連づけながら安全かつスムーズに管理できるようになっています。このプロセス全体は電子的に行われるため、業務効率も大幅に向上します。

セイコーソリューションズとの連携


「eviDaemon」との連携によって、電子署名にタイムスタンプを組み合わせることで、10年間の有効期間を持つ長期署名を活用することが可能になります。これにより、医療書類の信頼性が高まり、患者の情報保護にも寄与することが期待されています。

紙の保管不要


この新オプションの導入により、医療機関は紙の原本を保管する必要がなくなります。これにより、保管スペースの削減や、紙に関連する管理コストの軽減にもつながります。

ガイドライン準拠


提供される電子署名機能は、厚生労働省が示す「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第6.0版」に準じており、安全管理対策や電子署名・タイムスタンプに関する要件を満たしています。これにより、医療機関は安心してこの機能を導入することができます。

3. 今後の展望



NTTプレシジョンメディシンは、ユーザーからの意見を基にさらなる機能改善を続け、多くの現場での活用を促進していく方針です。医療の現場におけるデジタル化は今後ますます加速することが予想され、この新しい電子署名オプションもその一翼を担うことでしょう。

このようなサービスの普及により、在宅医療の質が向上し、医療機関の業務効率もさらに向上することが期待されます。今後の展開に注目です。


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会社情報

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NTTプレシジョンメディシン
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