旧江戸川乱歩邸再オープン
2025-04-18 11:11:24

新たな魅力を纏った旧江戸川乱歩邸が2025年に再オープン

旧江戸川乱歩邸が新たに生まれ変わる



東京都豊島区に位置する立教大学の池袋キャンパス内には、著名な作家江戸川乱歩が晩年を過ごした「旧江戸川乱歩邸」があります。この重要な文化的財産が2025年5月19日(月)よりリニューアルオープンすることが発表され、多くの文学ファンや観光客から期待が寄せられています。

リニューアルの背景


この改修工事は、立教学院創立150周年を記念した事業の一環として行われました。乱歩の母屋と洋館の改修に加え、彼の作品や資料を保存するための収蔵庫も新設されます。新たに設けられる展示室では、作家である乱歩と人間としての太郎、二つの人生に触れることができることを目指した展示が行われます。

旧江戸川乱歩邸は、乱歩が1934年からおよそ30年間住んでいた場所。この期間中、彼は数多くの名作を生み出しました。立教大学は2002年にこの邸を取得し、2006年に「江戸川乱歩記念大衆文化研究センター」を設立。以来、乱歩の業績を広く世に伝える活動を展開しています。

リニューアルの具体的な内容


改修工事が進められる中で、漏水やシロアリ被害による建材の劣化、屋根の複雑化などの問題が新たに明らかになりました。安全性と耐久性を確保するため、追加工事が実施され、工事期間は当初の予定を大きく上回ることとなりました。しかし、これによりより良い施設が生まれることが期待されています。

新しくなった展示室では、乱歩の書斎が再現され、フィルム映像が投影されるスペースも設けられます。これにより、彼がどのような環境で作品を生み出し、人間としてどのように生活していたかを感じられる貴重な体験ができるでしょう。

公開スケジュールと訪問情報


2025年5月19日(月)から一般公開が開始され、公開日は月・水・金曜日(ただし祝日は休館)、時間は10:30~16:00となります。入場は無料で、予約は不要です。なお、混雑時には番号札を配布し、再来館をお願いする場合があります。また、団体での訪問は事前予約が必要となります。

リニューアルオープンイベント


リニューアルオープンを記念して、2025年5月18日(日)には「江戸川乱歩DAY」を開催します。このイベントでは、大倉崇裕氏による特別トークショーや、乱歩旧蔵資料を用いた地域史研究の公開シンポジウムが行われる予定です。また、地元の学生による江戸川乱歩ビブリオバトルも計画されており、地域全体が乱歩の世界に浸る機会となります。さらに、キッチンカーも出店し、さまざまな楽しみがあります。

まとめ


旧江戸川乱歩邸のリニューアルオープンは、乱歩の文学を新たな形で紹介する重要なリソースとなることでしょう。立教大学がこの文化的財産をどのように活用し、社会に還元していくのか、今後の活動にも注目が集まります。文学や歴史に興味がある方々にとって、この場所を訪れることは、江戸川乱歩の世界に浸る絶好の機会となるはずです。


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