高田工業所の診断技術
2025-07-10 10:58:52

高田工業所が掲げる新たな設備診断技術、T-MCMA®の実力とは

高田工業所が「T-MCMA®」で変革をもたらす



九州を拠点にし、85年以上の歴史を誇る高田工業所が、東京ビッグサイトで行われる第51回プラントメンテナンスショーに出展することが決まりました。本記事では、同社が開発した最新の電流情報量診断システム「T-MCMA®」の魅力に迫ります。

プラントメンテナンスショーの概要



プラントメンテナンスショーは、設備保全やプラント運営に関連する主要な展示会で、業界関係者が集まる貴重な場所です。今年の開催は2025年7月23日(水)から25日(金)までの3日間、東京ビッグサイトの東展示棟で行われます。高田工業所のブースは「4-J21」に位置し、最新の保全技術が披露されます。

T-MCMA®の革新性



1940年の創業以来、製鉄や化学プラントの建設と保守に取り組んできた高田工業所は、2016年に国内初となる「T-MCMA®」の開発に成功。これは、モーターの電流波形を解析し、内部の故障の兆候を非接触で、また停止させることなく可視化する先進技術です。従来の手法では難しかった早期の故障検出が可能になることで、プラントの安全性を大幅に向上させます。

デジタル変革の時代に対応した新サービス



現場に出向かずとも遠隔での設備状態の確認が可能な「TM-CLOUD®」も展開中で、これによりメンテナンス業務の効率化が図れます。また、2021年には直感的な操作が可能な専用GUI「VFC-1」を開発し、設備診断の“見える化”を実現。これにより、技術者でなくても容易に状態を把握できるようになりました。

新たなラインナップの紹介



今回の展示会では、「T-MCMA®」の新ラインアップとしてエッジ型デバイス「TM-EDGEWARE」をウリとしています。このデバイスは端末本体で計測、解析、診断が行えるため、通信がなくても運用可能。信号をPLCやDCSに出力でき、機器の状態を示すランプも搭載されています。利用者のニーズに応えられるよう、開発が進められています。

高田工業所について



高田工業所は福岡県北九州市に本社を置き、長年にわたり産業プラントの設計から保守、診断技術の開発を行ってきたエンジニアリング企業です。回転機械関連の設備診断においての信頼と実績が高く、その革新的なアプローチで多くのクライアントから評価されています。

公式ウェブサイトも開設されており、詳細な情報が提供されていますので、ぜひ訪れてみてください。大規模な設備保全を行うプラントオペレーターにとって、T-MCMA®の導入は新たな効率化へのカギとなるでしょう。今後、同社の取り組みからも目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社高田工業所
住所
福岡県北九州市八幡西区築地町1番1号
電話番号
093-632-2631

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