日販グループが提供する新たな福利厚生施策
日販グループホールディングスは、従業員の支援を目的に、特に「認知症」「介護」「睡眠」といったテーマに焦点を当てた研修動画を新たに導入しました。この取り組みは、株式会社ファミワンが提供するもので、従業員が介護や健康についての知識を深めることを目的としています。
研修動画の内容
提供される研修動画は、以下の3つのテーマで構成されています。
1.
親の認知症にどう向き合うか?早期発見と対応の基礎知識
2.
介護がスタートするときにすることは?
3.
パフォーマンスを発揮するためのヒント〜睡眠と自律神経〜
これらの動画は、各テーマごとに専門家が解説を行い、従業員が実践可能な情報を提供します。具体的には、理学療法士の戸塚満久が介護に関する基礎知識を、そして公認心理師の戸田さやかが効果的な睡眠改善の方法について教えてくれます。
福利厚生サービス「ファミワン」
ファミワンは、企業とその従業員を支援するために設計されたオリジナルの福利厚生サービスです。サービスの特徴として、組織全体の健康経営を促進するための施策と、従業員個々のニーズに応えるサポートの二本柱を実践しています。
このサービスを利用することで、従業員はオンラインで専門の看護師や心理士、キャリアコンサルタントに相談できる環境が整っており、プライバシーの保護が確保されています。これにより、心理的な安全性とともに、従業員の満足度向上が期待できます。
セミナー&研修の実施
さらに、ファミワンでは全従業員を対象に、セミナーや研修を提供しています。女性特有の健康課題に対する啓発活動も行われており、約70%の女性従業員が、上司や周囲からの理解を望んでいるという調査結果もあります。このため、管理職や同僚への情報提供も行い、職場全体での理解と支援の拡充を図ります。
ファミワンの福利厚生プログラムは、2018年から法人向けに提供が始まり、すでに多くの企業に導入されています。また、自治体に対しても支援を行っており、全国様々な地域での活動が広がっています。
結論
日販グループのこの新たな取り組みは、従業員だけでなく家族全体に幸せな生活の提供を目指したものであり、今後の展開にも大いに期待が持てそうです。特に、専門家による直接的な支援を通じて、従業員が自らの健康やそれに関連する悩みに向き合う機会が増えることは、企業全体の生産性にも寄与することでしょう。これらの施策が一層の社会貢献につながることを願っています。