桐生祥秀選手が教える挑戦の楽しみ方と夢を形にする方法

特別授業『世界に挑む原動力～挑戦の楽しみ方～』

11月27日、埼玉県比企郡にある国立女性教育会館にて、リオデジャネイロオリンピックで銀メダルを獲得した陸上選手の桐生祥秀選手を講師に招いた特別授業が開催されました。このイベントは、太陽ホールディングス株式会社が主催し、地元の菅谷中学校、玉ノ岡中学校、大妻嵐山中学校の生徒たちを対象に行われました。

太陽ホールディングスの目指すもの

太陽ホールディングスは「夢あるさまざまなモノをグローバルに生み出し、楽しい社会を実現すること」を理念に掲げています。若者たちに挑戦の楽しさを伝え、彼らの成長を支援するために、同社は教育環境の提供に力を入れています。そして、特別授業はその一環として、全国の中学生に向けて実施されています。これまでにも多くのアスリートを招いており、今回の桐生選手もその実績を引き継いでいます。

夢の実現に向けて

特別授業の冒頭では、嵐山町長の佐久間孝光氏が挨拶を行い、生徒たちに向けて激励の言葉を贈りました。当然、桐生選手の登場には熱い歓声が上がりました。彼は、自身が中学生だった頃の夢について語り、オリンピックに出場したいという強い意志があったと回想しました。「自分が楽しいことや好きなことが夢につながる」と伝え、生徒たちに夢を見つける重要性を教えました。

授業後半では、生徒たちとのQ&Aセッションが行われました。生徒の一人が「努力してもかなわなかったとき、どうにかして立ち直る方法は？」と質問すると、桐生選手は「目標が一つだけだと達成したときに燃え尽きてしまう。多くの目標を設定し、それに向かって努力を続けることが大切だ」と回答しました。この言葉は多くの生徒にとって非常に共感できる内容だったことでしょう。

学ぶことの意義

最後には、生徒たちから桐生選手への感謝の言葉があり、「世界で活躍する選手をこれからも応援しています」と伝えました。これに対し、桐生選手は「これからも挑戦を続けてほしい」と生徒たちへエールを送るとともに、彼自身も新たな挑戦を続ける決意を示しました。この特別授業は、生徒たちにとってあきらめない気持ちや挑戦を楽しむことの大切さを再確認する貴重な時間となりました。

講師のプロフィール

桐生祥秀選手は、1995年に滋賀県彦根市で生まれ、中学から陸上競技を始めました。高校時代にはすでに多くの記録を達成し、2016年のリオ五輪では4×100mリレーで銀メダルを獲得。その後も数々の大会で成績を残し、陸上界での地位を築いてきました。この日は、彼自身がどのように夢を実現してきたか、そしてそれを生徒たちに伝える素晴らしい機会となったのです。