ReBit、社会課題解決の最前線に立つ
認定特定非営利活動法人ReBitが、2025年10月25日発売のForbes JAPAN 12月号に掲載される「『ソーシャルR&D』を実装するNPO50」に選ばれました。この特集では、社会課題に対し新たな解決策やアプローチを提供するNPOが全国から選出されており、ReBitの活動が評価された形です。
ReBitの使命
ReBitのミッションは「LGBTQもありのままで未来を選べる社会の実現」です。この設立は2009年に遡り、2014年に法人化されました。以来、社会的な差別や偏見に立ち向かいながら、学ぶ・働く・暮らす環境の改善に取り組んでいます。これまでに全国の学校や企業、自治体を対象にしたLGBTQやダイバーシティに関する授業や研修は2,100回以上に達し、約31万人以上の方々に参加していただいています。
地域づくりへの貢献
ReBitは、280以上の自治体の施策推進を支援し、LGBTQが安心して暮らせる地域社会の構築を目指しています。このような活動を通じて、見えない課題を可視化し、その解決策を探るための土台を作っています。
キャリア支援の取り組み
自分らしく働くことを支援するため、ReBitは2万人以上のLGBTQ者に対してキャリア支援も行っています。特に、日本初のダイバーシティキャリアという就労移行支援事業所を東京と大阪で運営し、うつや発達障害を抱えるLGBTQに特化した支援に取り組んでいます。
倫理的なアプローチ
加えて、UNESCOと連携して行う若手リーダー育成プログラム「diverseeds」、内閣府の孤独・孤立対策担い手育成支援事業を通じて、全国のLGBTQ団体に対して経営支援の提供にも力を入れています。こうした多角的なアプローチにより、ReBitは社会課題解決のR&D機能としての役割を果たしています。
代表理事の思い
ReBitの代表理事である藥師実芳さんは、この選出に対し深い感謝の意を表しました。藥師さん自身もトランスジェンダーとしての経験を持ち、17歳で自殺未遂を経験した苦しい過去があります。その思いから「自分らしさを受け入れて良い」と伝えたいという願いでReBitを設立し、活動を続けています。また、LGBTQであることが自身の未来や社会にどのように影響するのか、その変化を観察し続けながら、共に前進する仲間を求めています。
今後の展望
藥師さんは、10代のLGBTQの約半数が自殺念慮を抱え、学校での困難に直面している現実を指摘し、これからのReBitの活動にはさらなる加速が求められると感じています。「LGBTQもありのままで学び・働き・暮らすことができる」未来を目指して、Bit(少しずつ)を、Re(何度でも)繰り返す努力が続けられています。
ご寄付のお願い
ReBitでは、皆さんのご支援をお願いしています。ふるさと納税や月々の寄付、自由な金額での寄付など、様々な形でLGBTQ支援に参加することができます。ぜひ、未来を共に変える一助となってください。
ReBitの寄付サイトはこちらです。
まとめ
ReBitがForbes JAPANに選ばれたことは、彼らの尽力が評価された証であり、今後の活動に期待が高まります。LGBTQの存在がより理解され、受け入れられる社会を作るために、私たち一人ひとりができることから始めていければと思います。