アゴダがWWFと提携し、アジアでの保護活動に150万ドルを寄付へ

アゴダとWWFによるエコディールズプログラムの拡大

デジタル旅行プラットフォーム「アゴダ」を運営するAgoda Company Pte. Ltd.（本社：シンガポール、CEO：オムリ・モーゲンシュターン）は、ASEAN観光フォーラム（ATF）で「エコディールズ」プログラムの第4回発表を行いました。このプログラムは、世界自然保護基金（WWF）との連携を強化し、アジア地域における重要な保全プロジェクトへの寄付を促進することを目的としています。

エコディールズの目的と寄付目標

アゴダは、2024年を見据えた寄付目標を100万米ドルから150万米ドルに引き上げ、アジアの野生生物や生息地の保全をサポートします。また、プログラムに日本と韓国を新たに加え、参加国は合計10か国に拡大します。

予約が入るたびに1米ドルがWWFに寄付される仕組みで、資金は日本や韓国の湿地保護、マレーシアのトラ保護、タイのゾウ保護など、さまざまな保全活動に活用される予定です。このプログラムは2025年1月20日から12月19日までの期間に予約可能です。

サステナブルツーリズム・インパクトファンドの設立

さらに、アゴダはWWFシンガポールやUnTours財団と協力し、「サステナブルツーリズム・インパクトファンド」を設立。このファンドは、中小企業（MSMEs）に対して低金利での投資資金を提供し、持続可能な観光業の実現を目指します。

Agodaはこのファンドに10万米ドルを拠出し、寄付額が150万米ドルに達することでさらに15万米ドルを追加投入する予定です。

関係者のコメント

AgodaのCOO、ダミアン・フィルシュは、エコディールズを通じて多くのホテルパートナーが野生生物を保護するためのプロジェクトに参加できることを喜ばしく思っています。また、マレーシア観光芸術文化大臣のダト・スリ・ティオン・キング・シン氏は、官民の協力が持続可能な旅行を促進する上で重要であると強調しました。

WWFシンガポールのCEOヴィヴェック・クマール氏も、アゴダとWWFのパートナーシップが地域全体に貢献し続けていることに期待を寄せています。