ESR株式会社は、三重県桑名郡木曽岬町と結んだ災害協定のもと、12月1日に「ESR弥富木曽岬ディストリビューションセンター」で地域住民を対象とした自主防災研修会を開催しました。この研修には、約140名の住民が参加し、指定緊急避難場所としての機能を確認する重要な機会となりました。
「弥富木曽岬DC」は2022年に竣工した耐震構造の4階建て物流施設で、敷地面積は79,096㎡、延床面積は155,332㎡と地域では最大級のスケールを誇ります。この施設は自然災害、特に大規模な地震や洪水に対する避難場所として位置付けられており、木曽岬町民や近隣の方々の安全確保のために活動しています。特に海抜ゼロメートル地帯にダメージを受けた木曽岬町では、過去の教訓を活かした災害対策の強化が期待されています。
研修会では、施設見学や避難に関する説明が行われ、参加者は実際の避難経路や設備を確認しました。特に注目すべきは、最上階に設置されたラウンジで、これが垂直避難にも対応できる空間になっています。その高さ約30メートルの建物は、周囲に高い建物が存在しないため、視界を遮るものもなく、安心して利用できる避難場所として機能します。
ESRは、防災センターや施設内の電力供給の信頼性を高めるため、非常用自家発電設備を整えています。これにより、停電時でも約24時間使用できる防災用電源が確保され、スムーズな避難をサポートします。また、災害協定締結後に、3日分の保存食や飲料水、簡易トイレなどを備蓄し、さらなる安全管理を徹底しています。
今回の自主防災研修会は、木曽岬町内を対象にした避難場所の確認であり、参加者は自らの地域の安全を確保することを意識しながら、非常時への備えを再確認しました。ESRは今後も地域住民との関係を強化し、地域全体の安全を向上させるための取り組みを進めていく予定です。
ESRの事業の主な目的は、地域社会の皆様に安全で安心な環境を提供することです。更なる防災対策や情報伝達体制の整備を通じて、地域との連携を一層深めることを目指しています。同社が提供する安全な避難場所は、今後も地域住民にとって心強い存在となるでしょう。
施設概要
- - 所在地:三重県桑名郡木曽岬町新輪1-3-4
- - 敷地面積:79,096㎡(約23,926坪)
- - 延床面積:155,332㎡(約46,988坪)
- - 構造:耐震・耐火建築物(RC+S造)
- - 竣工:2022年4月28日
- - アクセス:伊勢湾岸自動車道「湾岸弥富IC」より約9.6km