飛騨市で初めての液体塩こうじ料理教室
2024年12月1日、飛騨市で「ハナマルキッチン in 飛騨市」が開催されました。この料理教室は、味噌や醸造製品を手がけるハナマルキ株式会社とのコラボレーションで実現し、地元の食材を活用したメニューが登場しました。参加者は飛騨市民の23名で、シェフ工藤英良の指導のもと、液体塩こうじを使用した料理に挑戦しました。
参加者の挑戦
工藤シェフの監修のもと、参加者は「焼きブリ大根」「冬野菜の簡単麹漬け」「酒粕汁」の3品を一緒に調理しました。特に注目されたのは、寒干し大根を使ったブリ大根。参加者たちは液体塩こうじを加えることで、いつもより美味しく仕上がったと感じたようです。「驚くほど柔らかくなった」「うま味が増した」などの声があがり、試食タイムでは和やかな雰囲気が広がりました。
ハナマルキの取り組み
ハナマルキが展開する「ハナマルキッチン」は、液体塩こうじの使い方を広めるために2017年から実施しており、国内外での料理教室の開催を続けています。今回のコラボレーションは地方自治体との初の試みであり、今後も全国各地で地域の食材を促進する活動を続けていく予定です。
地元の食を楽しむ
参加者たちが手がけた料理を試食した際、彼らは「液体塩こうじを使ってみたかった」と語る人が多く、新たな調味料としての可能性を感じた様子が印象的でした。また、イベント終了後には参加者全員に液体塩こうじを含むギフトセットが手渡され、家庭でも使ってみるきっかけが提供されました。
工藤英良シェフの経歴
工藤シェフは、世界で活躍してきた料理人であり、カナダ、中国、フランスの日本大使公邸料理人を務めた経験を持っています。彼は現在、出張料理人として活動し、特別なコース料理や講演を通じて和食の魅力を広めています。飛騨市の食の大使にも任命されており、地域の魅力向上に貢献しています。
地元の魅力を再発見
飛騨市の食のまちづくり推進課からは、今回の教室を通じて地元の食材の魅力を再認識してもらうことが目的だとしています。現地で入手できる地元の食材、特に飛騨牛や飛騨トマトは全国的にも有名であり、その魅力を人々に知らせていく重要性が強調されました。
これからの展望
ハナマルキは1918年の創業以来、味噌や塩こうじを通じて日本の伝統食文化を伝えることを使命にしています。今後も地域の特色ある食材とのコラボレーションを続け、発酵食品の魅力を伝えていくことに注力する考えを示しています。
「ハナマルキッチン in 飛騨市」は、地元の食文化を深める絶好の機会となり、多くの人々に新たな食体験を提供しました。今後もこのような取り組みが全国各地で広がることが期待されます。
今後の情報
今後、ハナマルキ株式会社や飛騨市の公式サイトを通じて、さらなる食のイベントについての情報が発信される予定です。公式観光サイトを訪れることで、地域の特産品や魅力などについても知識を深めることができるでしょう。