地域活性化の取り組み
株式会社NOTEは、兵庫県丹波篠山市を拠点に、古民家再生と地域活性化に取り組んでいます。最近、この会社は県から「特定居住支援法人」に指定されました。この取り組みでは、地域の資源である古民家を活用し、持続可能なまちづくりを目指すとともに、「二地域居住」という新たなライフスタイルの構築を進めることが求められています。
特定居住支援法人指定の背景
「特定居住支援法人」の指定は、日本全体で進行中の東京一極集中問題や地方の人口減少、高齢化に対する対策として位置付けられています。この制度は、国土交通省が進める「二地域居住等先導的プロジェクト」に基づいており、地方の活性化を求めるニーズに応える形で設立されました。
NOTEは2015年の「篠山城下町ホテル NIPPONIA」の開発を皮切りに、さまざまな歴史的建造物の活用に挑戦し、観光客だけでなく地域住民も巻き込んだ活動を展開しています。この活動を通じて、丹波篠山に興味を持つ人々を呼び込み、地域のインフラを支えることを目指しています。
二地域居住の可能性と実証調査
令和7年度からは、丹波篠山市等とのコンソーシアムを通じて、二地域居住の可能性をさらに探るための実証調査を行う予定です。調査の結果、都市部に居住している人々には「地方と深く関わりたい」という潜在的なニーズが存在することがわかりました。このニーズに応じた受け皿を作ることが不可欠となり、今回の特定居住支援法人の指定に繋がったのです。
ワンストップ支援の実現
特定居住支援法人に指定されることで、株式会社NOTEは具体的な成果を上げることが期待されています。これまでは難しかった空き家物件の紹介が法的に容易になり、二地域居住者が中長期的に滞在できる拠点を整備するためのプロセスが加速されます。また、移住や観光といった異なるスタイルを通じて地域と関わるための相談窓口も設ける予定です。
今後の取り組み方針
NOTEは今後以下の3点を中心に地域づくりを進めていくことを予定しています。第一に、宿泊体験を通じて地域との関係性を創出し、旅行者を二地域居住へとつなげる仕組みを作ります。第二に、来年度から試行される「ふるさと住民登録制度」を活用し、地域とのつながりを強化し「地域を支える一員」としての意識を醸成します。最後に、二地域居住者を増やすことで、地域経済の循環を促しイベントやコミュニティ活動への参加を積極的に推奨します。
代表取締役の藤原岳史氏は、今回の「特定居住支援法人」への指定を、地域と観光客との関係深化の大きな契機と捉えています。彼は、丹波篠山の豊かな資源を活かした新しいライフスタイルと、持続可能な地域社会の実現を目指して、今後も取り組んでいく意向を示しました。
組織概要
株式会社NOTEは、兵庫県丹波篠山市に所在し、まちづくりの開発事業に注力しています。設立は2016年で、様々な事業計画の策定や資金調達、設計監理、リーシングなど、多岐にわたるサービスを提供しています。