日本市場へ進出するID5、globaliveとの提携で広告業界に新風を吹き込む

日本市場におけるID5の事業拡大

デジタル広告の分野で急成長を遂げているID5が、新たな一歩を踏み出しました。2017年に設立されたID5は、プライバシーを重視したIDソリューションを提供し、最近、世界的な広告テクノロジー関連のコンサルティング会社であるglobaliveとの提携を締結しました。この提携により、ID5は日本市場におけるビジネスをさらに発展させることを目指しています。

globaliveとの提携の背景

globaliveは、梅野浩介氏が15年以上の経験を生かして設立した企業で、日本向けにデジタル広告のマーケティング支援を行っています。海外のテクノロジー企業が日本市場を開拓するための支援を行っており、今回の提携においてID5と共に日本における業務基盤を確立します。これは、デジタル広告分野の成長が期待される日本市場における重要な取り組みです。

ID5はすでに日本のメディア運営企業との取引実績を持ち、そのソリューションの有効性を証明しています。globaliveを通じて、ID5は広告業界におけるプライバシー関連のニーズに応えるソリューションを日本で広げる計画です。

ID5の影響と将来展望

ID5は2021年に600万ドルを調達した後、短期間で社員数を倍増させ、事業の拡大に成功しています。特にID5のIDソリューションは、主要なパブリッシャーやプラットフォームによって支持されており、Cookieレス環境への対応が求められる中、業界での注目を集めています。

ID5創業者のマチュー・ロッシュ氏は、globaliveとの提携から得られる日本市場での成長機会について語ります。「日本はデジタル広告市場としての規模が非常に大きく、当社にとって重要な市場です。globaliveとの協力を通じて、我々のビジョンやサービスを日本に浸透させることができると期待しています。」と述べています。

一方、globaliveの梅野浩介氏もID5のソリューションの重要性について強調しています。「Cookieの利用が制限される中で、パブリッシャーや技術プラットフォームがユーザーデータを適切に管理しながら事業を成長させる手助けができることは非常に重要です」と語り、今後の期待を寄せています。