新オフィス誕生！NASUのユニークなデザインが実現した空間

株式会社NASUの新オフィス誕生

大阪、神戸、沖縄で活動する設計事務所「アートアンドクラフト」と「勝てるデザイン」で知られる株式会社NASUが手がけた新オフィスの設計が完成しました。このオフィスは「デザインのパワースポット」をコンセプトにしており、さまざまなユニークな要素が盛り込まれています。

デザインのパワースポット

アートアンドクラフトは、建築士事務所、宅建業者、工務店の3つの側面を持つ会社です。設計の専門性だけでなく、不動産の知識も活かして、住宅やオフィスのリノベーションを総合的にサポートしています。今回のプロジェクトでは、NASUの代表である前田さんの提案からスタートしました。この「デザインのパワースポット」というテーマに基づいて、オフィス内に新しい発想を促す什器が設置されています。

視覚的インパクトを与えるジャングルジム

新オフィスの目を引く点の一つが、NASUのロゴマークに倣った茄子型ジャングルジムです。このジャングルジムは、単なるオブジェに留まらず、実際に座ることができる機能を備えたデザインとなっています。公園のジャングルジムよりも少し縮小され、天井の高さにぴったり収められるようになっています。これにより、オフィス内の映えスポットとしても活用されています。

くつろぎと発想を促すハンモック

また、オフィス内には「天空ネット」として知られるハンモックが設置されています。これは、執務スペースの上に張り巡らされており、デザインを俯瞰するためのアイデア装置としての役割を果たしています。このハンモックは、他にはないユニークな設えで、消防署や建築指導部との調整を経て実現しました。

クリエイティブな環境作りのアイデア

執務スペースには、作成したデザインを確認するためのグリッドが施された大きな壁面もあります。この壁は、NASUのロゴを表現するためのマグネットを使ったデザインが可能で、発想を促す一助となっています。また、脳の刺激を与えるための足ツボゾーンや、アイデアを生むための「アイデアシャワー」が設けられています。

ギャラリースペースと収納の工夫

ギャラリースペースは、他の空間と一線を画し、黒を基調としたデザインになっています。ここにはトークイベントの際に便利な円形のベンチも設置されており、8つの椅子としても利用可能です。収納スペースも確保されており、機能面と美観的な配慮が両立されています。

コミュニティのためのキッチン

キッチンエリアは、執務スペースとギャラリーを結ぶ重要なフィーチャーで、NASUのイベントにも対応できるカウンターが設置されています。ここでは、NASUのメンバー同士や来客との交流が促進されることが期待されています。

曲線に囲まれた照明のセンス

エントランスを入ると、シームレスに3つの区域が分かれる設計が施されています。照明は曲線を使って3つのゾーンを指し示すように配置されており、訪れた人々を導きます。このデザインは、NASUのミッションである「パラレルワールド」の概念も取り入れています。

オフィスデザインへの愛

設計者の川本さんは、クライアントの前田さんの信頼を受け、工程をテンポよく進めることを心がけました。前田さんの「Spread the Design!」という言葉には、デザインをもっと広げていきたいという願いが込められています。良いデザインを供給するために、快適な環境づくりが重要であることを再認識させられます。新オフィスは、まだまだ進化の途中であり、社員や支援者とともに成長していくことでしょう。

まとめ

株式会社NASUの新オフィスは、デザインだけでなく、社員同士のコミュニケーションやアイデア創出を促す空間へと生まれ変わりました。この取組みを通じて、デザイン文化を地域に広めるというNASUのミッションがさらに強化されることが期待されています。デザインは苦しいものではなく、楽しいものであるというメッセージを多くの人に届けていくことでしょう。