京友禅とNFT
2021-11-19 19:42:00

京都の手描き友禅がNFT市場に挑戦!メタバースへの展望とは

京都の手描き友禅がNFT市場へ進出



京都の伝統的な染色技術、手描き友禅を手がける"アート・ユニ"が、NFT市場への参入を果たしました。この取り組みは、ただのファッションアイテムのデジタル表現にとどまらず、アートの新たな可能性を模索する目的があります。近年、メタバースやAR技術の発展により、ファッションやインテリアの表現が一変しつつありますが、手描き友禅がどのようにこの波に乗るのか、注目が集まっています。

NFTにおける染色技術の革新



通常の染色では、生地に残る滲みや色の変化を計算し、計画的に制作されます。しかし、デジタルテキスタイルでは、乾燥過程の微細な色彩変化をより自由に再現できるという点が大きな魅力です。この技術を活かすことで、国境を越えて感性に響く表現方法を探ることができるとアート・ユニは確信しています。

メタバースとリアルの融合



アート・ユニは、METAVERSE空間での衣服やインテリアといった新たな視点からの展開を模索しています。また、現実世界での展示販売会の開催も視野に入れ、デジタル作品の価値を体感できる場の提供を考えています。染色を実際に行う強みを活かし、独自のデジタルアートを通じて新しい価値を提供しようとしているのです。

OpenSeaでの販売



特に注目してほしいのは、OpenSeaでの出品です。このプラットフォームでは、作品のロイヤリティを設定することができ、作品が転売されるたびにクリエイターに一定の還元がなされます。この仕組みを活用し、次世代の職人育成へつなげることも狙いの一つです。

アート・ユニの歴史と革新



アート・ユニは1975年に設立され、京友禅の技法に特化した染色の委託加工業として歩みを始めました。千年の歴史を誇る京都の文化を背負い、アパレルやインテリアに用いる独自のテキスタイルを生み出しています。メインの事業はハイファッションブランドへの供給であり、完全手作業で作り出すデザインは、プロのデザイナーたちに高く評価されています。

特筆すべきは、アート・ユニが独自に開発した「彩纈染め」。この技法は、ビッグメゾンにも認められるほどのレベルに達しており、2021年夏には新たな「流彩染め」も発表しました。

未来に向けた活動



アート・ユニは常に新しい染色方法を探求し続けています。NFT市場への進出は、その一環として非常に意義のある挑戦です。デジタルアートの未来を見据え、日本の伝統技術がどのように変容していくのか、今後の展開から目が離せません。

各種リンク:

会社情報

会社名
アート・ユニ
住所
京都府京都市右京区梅津後藤町16-1
電話番号
080-3042-2708

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