神戸でMaaS実験開始
2022-01-13 14:00:04
神戸市三宮地区の観光活性化に向けたMaaS実証実験が始動
神戸市三宮地区活性化に向けたMaaS実証実験の開始
神戸市三宮地区では、観光地の魅力を最大限引き出すべく、MaaS(Mobility as a Service)に基づく実証実験が始まります。この実験は、オープンイノベーションプラットフォーム「Urban Innovation JAPAN」の力を借りて展開されており、参加するのは神戸市とスタートアップ企業New Ordinaryです。彼らの共闘により、三宮を起点に周辺観光地へのアクセスが大幅に改善されることが期待されています。
現在の神戸市内の観光動向
神戸の都心部に訪れる観光客の多くは、三宮周辺に滞留しがちです。北野エリアや元町エリア、ウォーターフロントなど、周囲には多くの魅力的なスポットがありますが、観光客がそれらを訪れる機会は限られています。この状況を打破するために、地域内交通の利便性向上が必要とされています。
本実証実験の概要
2022年2月中旬から約1ヶ月間にわたって実施される本実証実験では、New Ordinaryの開発したAIを活用した目的地レコメンドサービス「NOSPOT」を導入します。このサービスは、ユーザーの性格や好みを分析し、最適な観光スポットを提案するシステムです。また、提案された目的地に対する移動手段の選択肢も提供され、利便性が向上します。
この実証実験では、各観光スポットへの移動経路も考慮され、遠くにある魅力的な場所にも行きやすく設計されている点が特徴的です。Zooming in on the experience, this method gives tourists the freedom to explore beyond the main attractions and discover hidden gems.
New Ordinaryの取り組み
New Ordinaryは名古屋を拠点とするスタートアップ企業で、2020年に設立されました。パンデミックの影響で観光業が厳しい状況にある中、彼らは新たな運輸システムと観光体験を提案し、地域の活性化に貢献する意欲にあふれています。たとえば、彼らの提供する「NOSPOT」アプリは、個々の利用者の趣味や好みに応じた観光スポットをマッピングし、地域に根ざした体験を提供します。
これからの展望と期待
この実証実験を通じて、神戸市は地域内の観光客回遊を促し、周辺エリアへの集客増加を狙っています。New Ordinaryとの連携により、交通手段の選択肢が広がり、観光客はより多くの体験ができるようになるでしょう。観光業の再活性化を目指し、試行錯誤が続く中で、未来の街の情景がどう変化するのか、大いに注目されます。
実験終了後には、その結果をもとにさらなる施策検討がなされる予定です。観光地の可能性を広げるためのこの試みは、今後の神戸市にとって重要なステップとなるでしょう。特にMaaSの進化によって、観光客が散策しやすい環境が整うことに期待が寄せられています。神戸全体の魅力を引き出すための取り組みは、他の地域でも広がる可能性が高いと言えるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社New Ordinary
- 住所
- 愛知県名古屋市西区那古野2丁目14-13F North
- 電話番号
-
050-3746-5471