イノバセル資金調達
2021-12-17 15:02:34

イノバセル株式会社が115億円の資金調達を達成し再生医療の革新を目指す

イノバセル株式会社、115億円の資金調達を達成



再生医療に特化するイノバセル株式会社は、SBIおよびメディパルグループなどの出資を得て、累計115億円の資金調達を完了しました。この資金は、同社の主力製品である切迫性便失禁治療の製品開発や株式上場準備に充てられる予定です。

資金調達の概要



今回の資金調達は、イノバセルが投資家からの戦略的な興味を集めていることを示しています。特に、SBIインベストメントとメディパルグループの出資が大きな注目を集めています。メディパルグループは、医薬品卸売業において 国内大手の一角を占めており、同社との協力はイノバセルの戦略において重要な要素となるでしょう。

イノバセルはこれまでに約11億円の資金調達を終了しており、この資金を利用して再生医療製品であるICEF15の臨床試験を実施します。この製品は、便失禁に悩む患者への革新医療を提供することを目的としています。

ICEFシリーズの進展



ICEF15は、切迫性便失禁の治療を目指した再生医療等製品であり、欧州において後期第II相試験(STEFFI試験)が成功裏に完了しています。さらに、上市を目指し、新たな検証試験(fidelia試験)を準備中です。

Another project, the ICEF16, focuses on漏出性便失禁に対する前臨床・臨床開発に向けた取り組みも進めています。この両製品の開発は、便失禁に悩む多くの患者に新たな治療法をもたらす可能性があります。

代表取締役のコメント



イノバセルのシュタインフーバー・エッケハルト氏は、「この資金調達がI.C.E.F.15の開発を加速し、日本での株式上場を目指す一歩となる」と述べ、戦略的な投資家との関係構築の重要性について触れました。また、シーガー・ジェイソン氏は、「低侵襲で革新的な治療を提供するという目標が、今回の出資によりさらなる前進を遂げる」と確信を示しました。

便失禁の課題



便失禁は無意識に便がもれる症状で、社会的にも大きな問題とされています。日本における潜在的な患者数は500万人を超えるとされ、治療法の開発が望まれています。特に、再生医療の分野は、安全性が高く、長期的な効果が期待できる治療法の開発が求められています。

イノバセルのビジョン



イノバセルは、再生医療の事業化を通じて人々の健康と生活の質を向上させることを目指しています。オーストリアの医学大学からスピンアウトした企業であり、便失禁や腹圧性尿失禁に特化した製品の開発を行っています。今後も、革新的な治療法を目指し、さらなる研究開発を進めていく方向です。

会社情報

会社名
イノバセル株式会社
住所
東京都品川区上大崎3丁目5−11目黒ヴィラガーデン5階
電話番号
03-6555-4437

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