仮想通貨の認知状況
2016-05-20 17:17:20
「仮想通貨の認知」と「興味」の現状を探る調査結果の分析
仮想通貨の認知と興味に関する意識調査
仮想通貨に関する意識調査が行われ、その結果が注目されています。調査には20代から60代の男女300人が参加し、仮想通貨への認知度や興味、そして実際の利用状況についての意見が収集されました。調査結果をもとに、仮想通貨の現状や今後の展望について考えてみましょう。
1. 調査背景
5月22日は「ビットコイン・ピザデー」として知られ、世界で初めてビットコインを用いて実物のピザが購入された記念の日です。この出来事は、仮想通貨が実体経済においてどのように機能するのかを示す象徴的な事例となり、現在の仮想通貨取引の広がりに寄与しています。また、金融庁が仮想通貨を「移転や相互交換ができる財産的価値」と定義し、新たな資金決済法案を公開したことで、仮想通貨への信頼性が高まり、規制の強化が期待されています。
さらに、G7(伊勢志摩サミット)で仮想通貨の規制が主要議題となるなど、国際的な注目も集まっています。こうした背景から、この意識調査が実施され、仮想通貨の認知度や興味の実態が明らかにされました。
2. 認知度と興味
調査の結果、仮想通貨を知っていると答えた人は全体の20.6%にとどまり、特に「言葉だけ知っている」という回答が50.5%を占めていました。実際の利用意欲については、「興味がある」と答えたのは37.0%に対し、63.0%が「興味がない」としました。この結果から、仮想通貨に対する興味は一部に限られていることが浮き彫りになりました。その理由として、日常生活での活用が乏しいことや、ネガティブなイメージが影響していると考えられます。
3. 購入・保有状況
仮想通貨を実際に購入または保有したことがあると答えた人は23.7%で、71.7%が未経験とのことでした。この数値からも、仮想通貨への関心は高くても、実際の行動には結びついていないことが読み取れます。仮想通貨の購入をためらう理由には過去の詐欺事件や不信感が影響しているようです。また、興味を持つ層はビットコインを中心に考えており、他の仮想通貨にも興味を示しています。
4. 利用シーンと将来の展望
仮想通貨の利用を希望する場面として、インターネット通販が51.3%で最も多く、次いでエクスチェンジや送金手段としての利用が挙げられました。また、セミナーや勉強会への参加経験者は少ないものの、参加者の94.3%が興味深いと回答し、高い満足度が得られています。将来的にはクレジットカードや電子マネーのように一般的に普及するとの意見が35.3%を占めました。
まとめ
仮想通貨はまだまだ一般には浸透していないものの、将来的な可能性を秘めています。法整備が進むことで信頼性が高まり、より多くの人々が利用する機会が増えることが期待されています。仮想通貨に対する理解と教育が進むことで、この新たな資産運用手段が広がることを願います。これらの調査結果を基に、今後の仮想通貨市場のトレンドやユーザーの動向に注目していきたいですね。
会社情報
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株式会社バード
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