三菱電機とアルケダ
2025-06-11 13:27:48

三菱電機がカーボンクレジットの信頼性向上を目指すStartup入り

三菱電機とStartup'Archeda'が連携



近年、環境問題への関心が高まる中、カーボンオフセットが世界的に進行していますが、日本でも2026年から排出量取引制度がスタートし、より一層そのニーズが注目されています。これに伴い、信頼性の高いカーボンクレジットの発行が求められている中、三菱電機株式会社が注目しているのがスタートアップ企業、株式会社Archedaです。

カーボンクレジットとは



カーボンクレジットとは、温室効果ガスの削減効果を帳簿上で表すもので、削減量や吸収量に対して取引されます。カーボンニュートラルを実現する手段として、世界各国で取り組まれるようになりました。特に、自然由来のカーボンクレジット取引が活発化しており、これを支えるためには信頼性のあるデータ分析が必要です。

Archedaの役割



株式会社Archedaは衛星データを活用したカーボンクレジットモニタリング解析ツールを提供する企業です。三菱電機はこの企業に出資し、独自のAI解析技術を用いて、環境変化や炭素吸収量のモニタリングを行うことを目指しています。この技術により、カーボンクレジットの信頼性を高めることが重要視されています。また、衛星データの利活用は、アルケダの競争力を向上させる要因にもなるでしょう。

インタビュー:津村社長の考え



Archedaの代表取締役、津村洋匡氏は、「自然資本評価の基盤構築に向け、三菱電機からのサポートを非常に心強く思っている」とコメントしています。彼は、衛星データとAI技術の融合により、アジア地域で信頼性の高い自然資本評価を実現し、環境保全と経済価値の両立を目指していく意欲を表明しています。

三菱電機の戦略



三菱電機の上席執行役員、松原公実氏も「衛星データを活用したモニタリング解析事業の先行者として、Archedaは我々にとって非常に親和性が高い存在である」と語っています。彼は、出資を通じて両社のシナジーを最大限に引き出すことを目指し、国内外における衛星データの利用拡大及びカーボンニュートラルの実現に貢献する考えです。

まとめ



三菱電機とArchedaの協力は、カーボンクレジット市場における信頼性の向上を目指す重要な一歩であり、未来のSDGsにも寄与する取り組みと言えるでしょう。今後、両社の連携により、持続可能な社会の実現に向けた進展が期待されます。


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会社情報

会社名
三菱電機株式会社
住所
東京都千代田区丸の内2-7-3東京ビル
電話番号
03-3218-2111

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