QTnetが新たに提供するクラウドサービス「QT PRO Cloud」
2026年2月1日、福岡を拠点に活動する株式会社QTnetが、新しいIaaS型パブリッククラウドサービス「QT PRO Cloud」の提供を始める。この新サービスは、BBIX株式会社との協業によって実現され、災害リスクの低い福岡に設置されたデータセンターを基盤にしている。
地域に根ざした強固なインフラ
QTnetの「QT PRO Cloud」は、堅牢さを誇るデータセンターがその特徴だ。こちらのデータセンターは、震度7に耐える免震構造を備えており、完全冗長化された電源と空調設備を持っているため、BCP(事業継続計画)やDR(災害復旧)の拠点として申し分ない。首都圏と比較して同時被災リスクが低いため、企業の重要なデータも安全に守ることができる。
さらに、QTnetではデータが日本国内で管理されるため、経済安全保障の観点からも信頼性が高い。企業にとって、データ主権の確保は非常に重要な課題であり、「QT PRO Cloud」はその解決策を提供する。
セキュアで安心の利用環境
新サービスは、インターネットを遮断した閉域接続にも対応している。「QT PRO VLAN」などによるセキュアな閉域網を利用することで、企業の社内ネットワークや既存システムをプライベートIPアドレスで直結可能だ。この特長により、機密性の高いデータを扱う基幹システムのクラウド化やハイブリッドクラウド環境の構築が安全に実現される。
コスト効率とスピード
QTnetのデータセンターは、国内主要IXと接続されており、通信遅延を抑えることができる。これは、大手ISPやコンテンツ事業者との相互接続を通じて得られるもので、動画配信やオンラインゲームといったレスポンスの求められるサービスにも威力を発揮する。また、通信コストの削減にも寄与しており、企業全体のITコストの最適化が期待される。
移行のしやすさも重要なポイントだ。「OCX Compute Fabric(OCF)」を基盤にしているため、既存の環境との互換性が高く、長時間かかることが多い従来の「クラウドリフト」に比べ、スムーズな移行を実現。これにより、移行コストと工数の大幅な圧縮が可能だ。
自己管理の利便性
専用のWebポータルを通じて、自分で仮想マシンの作成や削除、スペック変更が即時に行えるため、迅速なリソースの管理が可能だ。従来、物理サーバーの調達には数ヶ月かかっていたが、「QT PRO Cloud」なら数分で完了する。必要な時に必要なリソースを確保できるため、一時的なアクセスが増えるキャンペーンサイトなどへの対応もスムーズに行える。
QTnetの企業プロフィール
QTnetは、1987年に設立された九電グループの一員で、光ファイバ網を154,000kmに広げ、法人向けには統合的なICTソリューションを提供している。最近では、エンターテインメント分野でもeスポーツ事業に進出しており、データセンター、クラウド、セキュリティなど多岐にわたるサービス提供を展開している。
「QT PRO Cloud」は、安心安全な福岡のインフラを基にした新しいクラウドサービスとして、企業のデジタルトランスフォーメーションを強力に後押しすることだろう。