大分県の「1000年ゆめ農場」が自然共生サイトに認定
2023年、認定特定非営利活動法人日本NPOセンターが、損害保険ジャパン株式会社の協賛を受けて実施するプロジェクト「SAVE JAPAN」が、大分県国東市の「1000年ゆめ農場」を自然共生サイトに認定しました。この認定は、環境省、農林水産省、国土交通省によるもので、地域の自然保護と持続可能な農業を両立させる取り組みが評価されています。
「SAVE JAPAN プロジェクト」とは
「SAVE JAPAN プロジェクト」は、環境保全を目的とした市民参加型のイベントで、2011年から全国各地で実施されています。このプロジェクトでは、地域のNPOや環境団体と協力しながら、生物多様性の保護に向けた活動を支援しています。今回の認定を受け、「1000年ゆめ農場」の取り組みが注目されています。
「1000年ゆめ農場」の取り組み
「1000年ゆめ農場」では、障がい者支援を目的とした農業活動が行われています。具体的には、以下のような活動が実施されています。
1.
有機果樹の栽培:果樹の有機栽培に取り組み、持続可能な方法での農産物生産を目指しています。
2.
露地野菜の自然栽培:化学肥料や農薬を使用せず、自然に寄り添った方法で野菜を育てています。
3.
竹林の循環型管理:竹林を管理し、その資源を有効活用した取り組みも行っています。
4.
土地のトラスト活動:耕作放棄地や放置された里山林を買い取り、農地として再生する活動を通じて、地域の環境を保護することにも努めています。
これらの取り組みは、農業、福祉、環境の三つの分野が融合した活動と見ることができます。利用者のリハビリと農業が結びつくことで、心身の回復と地域の持続可能な発展が期待されています。さらに、荒木川流域では、珍しい鳥を観察できるバードウォッチングも行われており、地域の自然と文化を楽しむ機会が提供されています。
今後の展開
今後は、「SAVE JAPAN プロジェクト」の支援を受けて、以下のような具体的な取り組みが計画されています。
- - 有機果樹と野菜の栽培:クワやビワの有機果樹園をさらに発展させ、不耕起栽培による野菜育成を継続します。
- - エコツアーの実施:地域資産を紹介するマップを作成し、エコツアーを通じた環境学習活動を行います。
- - 環境保全活動:休耕田のビオトープ化など、地域の自然環境を保護するための活動を続けます。
- - 農産物の活用:1000年ゆめ農場で収穫したものを加工し、お弁当開発などの環境経済活動を進めます。
- - 環境教育の推進:環境拠点を整備し、図書の整理や公開を行うことで、市民参加型の環境保全活動を継続します。
2025年度には、新たにおおいたNPOデザインセンターの支援を受けて「SAVE JAPAN プロジェクト」に参加し、プロジェクトの推進が期待されています。
まとめ
「1000年ゆめ農場」の認定は、地域の生物多様性保全に向けた重要なステップといえるでしょう。市民が参加できる環境保全活動が促進されることで、未来の環境保護を担う人材が育つことが期待されています。今後もこの地域の取り組みが注目され、他の地域にも広がることを願っています。