骨の不思議を探る展覧会「ホネホネワンダーランド」
現在、東京都八王子市にある帝京大学総合博物館では「ホネホネワンダーランド-骨の不思議を探る-」という特別展が開催されています。この企画展は、2025年8月30日までの期間限定で、骨に関連する様々な研究成果を元にした貴重な資料が展示されています。
この展覧会では、古生物の化石から現生の動物の骨標本、さらには特殊な手法で撮影された骨の映像まで、幅広いバリエーションの展示が行われています。骨の起源や進化、私たちの文化に与える影響について、来場者に新たな発見を促す内容となっています。
骨が支える生命
私たち人間を含む脊椎動物は、身体を支えるための骨格を持っています。この骨格はじん帯や軟骨、石灰化した硬い組織から構成され、主にリン酸カルシウムやコラーゲンが成分として含まれています。骨は、単なる「支え」だけでなく、生命を維持するためのミネラルであるカルシウムを蓄える役割も果たしています。
このように、骨は私たちの体だけでなく、文化や生活とも深く関わっています。まさに、「骨」を知ることは自らを知ることにつながるのです。
展示内容の概要
展覧会は数つの章に分かれており、それぞれ異なるテーマで骨の世界を探求することができます。
ここでは、脊索を持つ原始的な動物や鎧を持つ魚が紹介されています。
アロサウルスや哺乳類の頭蓋骨など、様々な骨の進化の過程が展示されています。
帝京大学のキャンパスで発掘された古代人の頭蓋骨の研究を元に、人類の歴史を探ります。
ヒトの骨の模型を通じて、その形の意味を深掘りします。
大腿骨の断面やX線写真など、医療分野での骨に関する最新技術が紹介されています。
イベント情報
この展覧会では、各種イベントも開催予定です。
1.
講演会
さまざまな専門家による講演が行われます。たとえば、解剖学や人類学、動物考古学、古生物学についての内容がテーマになっています。
2.
科学体験教室
ウシをモチーフにしたキーホルダー作りやミニミニ化石発掘体験等、実際に体験しながら学べるプログラムもあります。
3.
化石フェア
特別販売が行われる化石フェアも併催され、多くの化石を購入するチャンスです。
展覧会の基本情報
- - 開催期間:2025年2月27日(木)~ 8月30日(土)
- - 会場:帝京大学総合博物館、八王子市大塚359、地下1階
- - 入館料:無料
- - 主催:帝京大学総合博物館
どなたでも自由に訪れることができるこの機会、ぜひお見逃しなく。