企業の競争力向上を目指す新会社CCIForwardの設立

新会社CCIForwardの設立

2025年5月、新たなビジネス・プロセス・アウトソーシング（BPO）事業を展開する株式会社CCIForwardが設立されます。株式会社CCイノベーション、株式会社BPIO、株式会社マネーフォワードの3社が連携し、日本の生産労働人口が減少しているという社会課題に立ち向かうための新たな挑戦が始まります。

設立の趣旨と事業内容

日本全体で生産労働人口が減少する中、特に区域的に深刻な状況にある地方都市での生産性向上が求められています。CCイノベーションは、これまでBPO業務やその導入支援に取り組んできましたが、さらなるスピード感と新しいソリューションツール、運営手法の導入が不可欠だと判断しました。新会社CCIForwardでは、地域企業やスタートアップがコア業務に専念し、ビジネスの拡大を図れるように支援します。

新会社では、以前からの実績を基にしたバックオフィス向けSaaS『マネーフォワードクラウド』を活用して、業務の最適化を図り、効果的なBPOサービスの提供を実現します。

経緯と背景

設立に至った背景には、CCイノベーションが長年培ってきたノウハウと、セブンリッチグループのBPIOが持つ100社以上のBPO導入支援の実績があります。これらの企業が共同することで、地域の中小企業が効果的に業務を進められることを目指しています。

また、マネーフォワードが提供するICT関連のサービスによって、バックオフィス業務の効率化を図ることで、企業全体の生産性を底上げすることが期待されます。

新会社の体制と概要

株式会社CCIForwardの代表取締役社長には、CCイノベーションの前田拓弥氏が就任します。会社の所在地は東京都千代田区丸の内で、資本金は1億円。株主構成はCCイノベーション72%、マネーフォワード14%、BPIO14%となっており、各社の強みを活かしながら事業展開を進めていきます。

各社のコメント

設立にあたり、CCイノベーションの菊澤智彦社長は、事業の重要性を強調し、「生産労働人口の減少が進行する中で地域企業の生産性向上を図る必要がある」と述べました。

セブンリッチグループの服部俊介氏も、BCCとの連携を強調し、共同でのノウハウ共有が企業の成長に寄与することを期待しています。

マネーフォワードの竹田正信氏は、「クオリティの高いサービス提供を通じてビジネスの前進を支援する」との意欲を見せています。