概要
株式会社福祉開発研究所が手がける新たなプロジェクトとして、2026年1月より保育園と幼稚園向けの完全調理済み冷凍食材『にこみーる』が発売されます。この新食材は、保育現場での調理負担を軽くし、子どもたちが笑顔で食事を楽しむことを目指して開発されました。
開発の背景
近年、全国各地の保育園や幼稚園では、スタッフ不足が深刻な問題となっています。多忙な環境の中で、調理を行う人手が足りず、給食の提供が難しくなっているという現場の声が多く寄せられています。そこで、調理負担を軽減するための選択肢として、完全調理済み食品の導入が注目されています。しかし、現行市場では高齢者向けや家庭用の商品が多く、保育園や幼稚園専用の製品がなかなか見当たらないのが実情です。このような状況を受けて、福祉開発研究所は、子ども向けの冷凍食材の開発に乗り出しました。
特徴
### 1. 簡便性
『にこみーる』は、調理済みの冷凍パックを湯せんで温め、盛り付けるだけで提供が可能です。この手軽さは、忙しい保育現場において特に価値が高く、限られた人数で安定した給食の提供を実現します。
### 2. アレルギー対応
献立には使用している卵・乳製品を完全に排除しており、アレルギーを持つ子どもたちのニーズにも柔軟に応えることができます。さらに、おやつメニューも用意されており、給食だけでなくおやつの時間にも安心を提供します。
### 3. 栄養士監修
管理栄養士が監修しており、幼児期に必要な栄養バランスを考えた献立内容です。無添加の出汁を使用し、添加物を極力排除した自然な味わいに仕上げています。子どもたちの味覚が形成される大事な時期でも安心して食べられるメニューです。
### 4. 急速冷凍技術
食材は急速冷凍されており、そのため鮮度や風味、食感が保たれています。自然な手作りの味わいを再現できる工夫が施されています。
商品開発責任者のメッセージ
にこみーるの開発に携わる管理栄養士は、給食の大切さを知っており、食事の時間を子どもたちの笑顔で満たしたいと願っています。アレルギーを持つ子どもたちが一緒に食卓を囲むことができるよう、配慮が行き届いた商品作りが行われました。彼女の言葉からは、献立に込められた温かさが感じられます。「給食は我慢の時間ではなく、笑顔の時間にしたい」との思いが、『にこみーる』に生かされています。
今後の展開
今後、株式会社福祉開発研究所は認可外保育施設や私立幼稚園を対象にモデル園を募集し、現場の意見をもとにサービスの向上を図ります。また、2026年3月には東京都板橋区に一般販売店舗をオープンし、2026年6月には全国向けのEC販売もスタートする予定です。
会社概要
会社名:株式会社福祉開発研究所
所在地:東京都千代田区平河町1-7-20 平河町辻田ビル7F
代表者:代表取締役社長 平山大将
設立年:1973年
事業内容:福祉関連の調査研究、施設建築設計、フードサプライ及びコンサルティング、老人ホーム運営
お問い合わせ
にこみーる事業責任者:平山翔太
E-mail:
[email protected]
TEL:03-6261-7650