ヴァル研究所が提供する新たな予約システム
ヴァル研究所は、2023年10月1日から運行を開始する高崎駅と伊香保温泉を結ぶ「伊香保ライナー」の予約管理システムとして「mixway Booking」を導入しました。これは、同社がこれまで培ってきた経路検索技術やノウハウを基にしたもので、特に最近の訪日外国人観光客のニーズに応えることが狙いとされています。
使いやすさと対応力
伊香保温泉は人気の観光地として知られており、多くの観光客が訪れるエリアです。新たに運行される伊香保ライナーも、国内外からの観光客に利用されることが期待されています。そこで、ヴァル研究所は「mixway Booking」を採用し、英語表記にも対応。予約の際には面倒な会員登録が不要で、氏名やメールアドレス、座席数を入力するだけで簡単に予約ができるように設計しています。
また、バス事業者側にとっても導入が容易で、必要な機能がパッケージ化されているため、事前設定の手間が少なく済みます。さらに、専用の車載機器や端末が不要なので、コスト面でも優れた選択肢となるでしょう。
mixway Bookingの機能
「mixway Booking」は、座席や施設、アクティビティの「在庫管理」「予約管理」「メニュー管理」が可能です。これにより、多様なモビリティサービスの提供が一層スムーズに行えるようになっています。また、電話での予約からWebでの予約へとシフトすることで、業務効率が向上し、顧客との新たなコミュニケーションも促進されます。
ヴァル研究所の歩み
株式会社ヴァル研究所は、1988年に経路検索システム「駅すぱあと」を発表して以来、多岐にわたる公共交通機関のデータをもとにサービスを展開してきました。これまでの取引実績は12万社以上に達し、新たにシェアサイクルなどのモビリティサービスへの取り組みなども行っています。特にMaaS(Mobility as a Service)への注力や次世代の経路検索システムの開発を進めています。
今後の展望
ヴァル研究所は今後も、利用者と提供者双方のニーズに応えるため、様々な顧客やパートナーとの協力を進めていく意向です。地域の交通システムの改善と効率化を目指し、新しいサービスや製品を提供し続ける姿勢が期待されています。
今後の活動に注目が集まるヴァル研究所。観光地でのアクセス改善を通じ、移動をより快適に、安全にするためのシステムがますます重要になっています。