NTTインテグレーションが迎える新しいセキュリティ時代
近年、ビジネス環境においてサイバー攻撃が増加しており、その中でも特にランサムウェア攻撃は危険度が高まっています。NTTインテグレーション株式会社は、こうした脅威から企業を守るため、新たな「脆弱性管理スターターパッケージ」の提供を始めました。この新サービスは、分散されたITデバイスの脆弱性を短期間で管理し、企業のセキュリティを強化することを目的としています。
なぜ脆弱性管理が必要なのか?
ランサムウェア攻撃は企業に多大な損失をもたらし、その被害額は平均で2.2億円、場合によっては10億円を超えることもあると言われています。オフィスや店舗に展開されているルーターなどのITデバイスの脆弱性が、企業内ネットワークへの侵入を許す可能性があります。このため、迅速かつ効果的な脆弱性管理が求められています。
脆弱性管理スターターパッケージの特徴
今回NTTインテグレーションが提供する「脆弱性管理スターターパッケージ」は、以下の特長を持ち合わせています。
1.
IT資産と脆弱性情報の自動マッピング
このパッケージでは、最新のITデバイスの構成情報を用いて、脆弱性情報を自動でマッピングします。これにより、IT資産の状況をリアルタイムで把握することが可能です。
2.
影響度分析と対応の自動化
脆弱性の評価はCVSSスコアを基に行い、さらに「ネットワーク境界」や「個人情報」といったビジネスコンテキストを考慮して、影響度を判断します。この評価をもとに、自動的に優先度の高い脆弱性に対するタスクをIT担当者に割り当てることができます。
3.
リアルタイムでの状況把握
専用のダッシュボードを使用して、脆弱性の数や対応状況、期日超過のタスクなどをリアルタイムで可視化します。これにより、迅速な対応が可能になります。
4.
クローズまでの追跡管理
脆弱性を見つけた後の対応までを一元管理し、進捗状況の確実な追跡が可能です。
パッケージ内容と価格設定
このパッケージは、迅速な導入を目的に設計されており、主な内容は以下の通りです。
- - 初期費用:100万円〜
- - 月額費用:90万円〜
- - 導入期間:約2ヶ月
- - パッケージ内容:ワークショップ、ServiceNow ITOM Discovery/SecOps VRの導入、自動収集、トレーニング
この価格はサーバーやネットワーク機器各100台を対象とした場合の参考価格で、お客様の要件に応じた柔軟な変更が可能です。
導入のメリット
このスタートパッケージを利用することで、企業はCMDB(自動更新される資産台帳)の確立が可能となります。さらに、セキュリティ運用やIT運用管理を統合することができ、業務の可視性の向上やAIによる自動化が実現できるのです。
まとめ
NTTインテグレーションの「脆弱性管理スターターパッケージ」は、企業がサイバー脅威に立ち向かうための新たな一手です。自動化による効率的な脆弱性管理を通じて、企業の信頼性を高め、サイバーセキュリティの確保につなげましょう。詳細は
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