浅草六区再生プロジェクトが始動、新たなエンタメ拠点へ

浅草六区再生プロジェクトが始動

浅草は日本の文化や歴史を支える観光地であり、近年その魅力を再活性化させようとする取り組みが進んでいます。その中で注目されるのが「TOKYO六区CITY」の「浅草六区再生プロジェクト」です。このプロジェクトは、浅草の街をエンターテインメントコンテンツで活性化させることを目指しています。

背景と目的

浅草六区は、明治時代から続くエンターテイメントの拠点として知られており、日本初の常設映画館や、人気の「浅草オペラ」など、数々の芸能文化が花開きました。しかし、時代の変化とともに衰退が進んでおり、最近では最後の映画館も相次いで閉館しました。この現状を憂えた株式会社TOKYO六区CITYは、官民一体となって再生へ乗り出すことを決定しました。

プロジェクトの概要

浅草六区再生プロジェクトは、地域の観光資源を活用して多くの人々が集まる街づくりを目指します。特に、エンターテインメントビジネスの新たなモデルを確立することが重視されており、今後このモデルが浅草だけでなく、他の地域にも展開されていくことが期待されています。

再生プロジェクトの第一弾として、昨年閉館した「浅草中映劇場」の跡地に「マルハン松竹六区タワー」が開業予定です。この施設には二つの劇場、遊技施設、飲食店が含まれており、地下1階、地上8階で構成されています。外観はかつての象徴的な「凌雲閣」を思わせるデザインとなっており、再びエンターテインメントの中心地として活躍することが期待されています。

コンテンツと運営

「マルハン松竹六区タワー」では、株式会社TOKYO六区CITYが興行主として運営を行い、舞台エンターテインメントを中心に多様なコンテンツを展開します。そのため、大里洋吉氏がゼネラルプロデューサーに就任し、世界的なコンテンツの製作・上演を目指します。このように、地域だけでなく、国際的な視点からも注目されるプロジェクトとなるでしょう。