いすみ市の新スクール
2023-04-11 11:30:01

千葉県いすみ市に新たな教育の選択肢、オルタナティブスクール開校へ

子育てに奮闘するママたちの情熱が形になり、千葉県いすみ市に2023年6月、初のオルタナティブスクールが設立されます。この「SOTOBOコミュニティースクール」は、子どもたちが自らの可能性を最大限に引き出し、未来を自力で創造する力を養うことを目的とした新しい教育の場です。

SOTOBOコミュニティースクールの設立に向け、一般社団法人うみかぜは今年の1月から月に二回の体験授業「サタデークラス」を行い、5月のゴールデンウィークには三日間の特別授業を計画しています。ここでは、縄文時代の暮らしを体験し、里山の自然に触れ合うことで、子どもたちに地域と歴史への理解を深めてもらいます。

このスクールの特徴は、少人数制と異年齢制を採用し、子どもたちが主体的に学び合える環境を整えることです。生徒たちの意見は大切にされ、困難な状況に直面した際には自ら解決策を考え、話し合う機会を持つことが奨励されます。また、進度に応じた個別学習も取り入れています。

スタッフは、従来の「先生」と生徒の関係ではなく、子どもたちの学びをサポートするパートナーとして、意見を対等に交わせる存在です。教育のカリキュラムは文部科学省の指導要領に基づき、子どもたちが自ら考え、発言できる対話型授業を実施します。

さらに、失敗を恐れず挑戦する精神を育むため、知識の探求と実体験を大切にし、学びをより生きたものにします。子どもたちが自由に活動し、責任を伴う自治の精神を学ぶことで、彼ら自身が積極的に学校環境の改善に取り組むことが奨励されます。

初年度は小学1、2年生を対象に限定し、課外活動や地域住民との交流を通じて、さまざまな人との関わり方を学ぶことができる機会も提供します。また、英語の授業ではネイティブ講師が関わり、生きた英語に触れる場も整えていく予定です。

このプロジェクトは、子育て中のママたちからスタートし、現在は元公立小学校教員などの経験豊富なスタッフが加わり、教育の現場での新たな可能性を探求しています。加えて、全国のオルタナティブスクールと連携し、ポッドキャストを通じて情報を発信する計画も進行中です。

未来の子どもたちに、「自己肯定感」と「効力感」を育む学びの場を提供したいという私たちの夢。それを実現するために、SOTOBOコミュニティースクールは自らの可能性を最大限に引き出し、急速に変化する現代社会の中で、クリエイティブに生きていく力を身につける場として成長していきたいと考えています。

最終的には、海と里山が近く、教育に最適な自然環境を背景に、2023年6月の開校に向けて運営準備を進めています。詳細は公式WebサイトやSNSで随時発信していきますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

会社情報

会社名
一般社団法人うみかぜ
住所
千葉県いすみ市釈迦谷746-7
電話番号

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