千葉県広報研究会メインセッションvol.1開催レポート
千葉県の地域活動を支えるための重要な役割を果たしている千葉県広報研究会が、2025年2月6日(木)に初めての全体研究会「メインセッションvol.1」を幕張メッセ中会議室301にて開催しました。本イベントには80名以上の産官学に所属する広報担当者が集まり、地域や企業の「魅力の見つけ方」をテーマに互いに学び合う場となりました。
開会の挨拶と広報の重要性
千葉県広報研究会の会長である中元広之氏(千葉日報社社長)は、開会の挨拶の中で、設立以来行ってきたワークショップや分科会による活動の成果を報告しました。彼は「広報の力が地域を強くする」という信念を表明し、参加者に向けて「会員同士の交流を深め、知識を共有し続けることが今後も必要です」と呼びかけました。広報活動を通じて、地域や会社の活性化に寄与することの重要性が強調された瞬間でした。
基調講演:流山市の成功事例
講演の中で、プレスリリースエバンジェリストである河尻和佳子氏が登壇しました。河尻氏は、流山市での「母になるなら、流山市。」「父になるなら、流山市。」というキャンペーンの成功事例を紹介し、地域の魅力を効果的に伝える方法について詳しく解説しました。彼女は、「情報があふれる時代において、どうやって選ばれる情報を作るかが大切です。マーケティング視点を取り入れて、自らの強みと弱みを明確にし、戦略的に広報に活用することが求められます」と述べ、会場の参加者は新たな視点を得た様子でした。講演終了後、多くの参加者が河尻氏との名刺交換を求める姿が印象的でした。
広報優秀事業者表彰
セッションでは、第1回「広報優秀事業者表彰」も行われました。デンタルサポート株式会社と社会福祉法人恵洋会が大賞を受賞し、中元会長から表彰状が贈られました。受賞の理由としては、それぞれの企業が独自の広報活動を展開し、優れた成果を上げたことが評価されました。この表彰制度は、広報活動の士気向上を目的としており、今後の広報活動の発展に寄与します。
今後のイベントのお知らせ
メインセッションの最後には、今後予定されているセミナーやトークセッションの案内がありました。2024年もさまざまなテーマでセミナーが計画されています。参加は会員限定ですが、入会は無料で随時受け付けていますので、広報に関心のある方はぜひ参加を考えてみてはいかがでしょうか。
千葉県広報研究会について
千葉県広報研究会は、千葉県内の産官学に所属する広報担当者が情報発信に関する知識を共有し、互いに学び合うコミュニティです。設立から進めてきた活動は、広報の活性化に向けた取り組みとして今後も続けられる予定です。多様なバックグラウンドを持つメンバーが集うこの研究会は、地域の魅力を再発見する場とも言えます。詳細は公式サイトにアクセスしてください。
公式サイト
このように、千葉県広報研究会のイベントは、地域の現状を俯瞰し、地方創生に貢献するための経験値を得る貴重な場となっています。地域の広報担当者たちが新たな知識を得て、地域の魅力をいかに発信していくかに期待が寄せられています。