石川県の繊維メーカー、初の合同イベント開催
2025年12月20日、石川県の繊維メーカー3社が共同で「繊維の座談会」を開催しました。参加したのはカジグループ、小松マテーレ、そして丸井織物の3社です。このイベントの目的は、就職活動中の学生に対して、石川県の繊維産業の魅力やキャリアの可能性を広く伝えることでした。
初の合同イベント
これまで、各社単独での説明会は行われていましたが、3社が一堂に集まり、互いの強みや産地全体の魅力を伝える機会はありませんでした。そこで、今回の合同イベントが企画されたのです。参加人数は石川県内外から約20名の学生で、彼らは各社の特徴や製品を知るために足を運びました。
学生たちは、メーカー間の協力によって生み出された製品や各社の独自性を知り、驚きの声を上げていました。このように、単独では伝えきれない「産地としての力」を共有することができ、参加者からも好評を得たようです。
参加企業のコメント
カジグループの考え
カジグループの担当者は、3社が共同で産地全体の強みを伝えるという意義を強調し、「この取り組みを通じて人材採用においても連携を深めたい」と意気込みを語りました。
小松マテーレの視点
小松マテーレの担当者は、個々の魅力だけでなく、業界全体の価値を伝える大切さに触れ、「学生たちの繊維業界に対する理解が深まることを願っています」とコメントしています。石川県の繊維業界を広めていくことに対する情熱が感じられます。
丸井織物の見方
丸井織物は、学生が積極的に質問をしてくれたことがイベントの一つの成功であると感じており、モノづくりや人材採用の面でも産地全体での協力の重要性を再認識した様子です。
イベントの概要
「繊維の座談会」は、カジファクトリーパークで開催され、午前と午後の部に分かれて進行しました。内容としては、繊維業界の魅力や将来のビジョン、サプライチェーンに関する説明、各社の事業や製品紹介があり、その後少人数に分かれての座談会で活発な意見交換が行われました。
このような取り組みを通じて、石川県の繊維業界に興味を持つ学生が増えることが期待されています。今後も、産地と学生をつなぐ場が拡大し、より多くの人々に繊維業界の魅力が伝えられることを願っています。
まとめ
今回の試みは、石川県の繊維業界全体が一体となって新たな人材を迎え入れるための第一歩です。各社が協力し合い、産地の魅力を発信することで、これからの産業の発展に繋げていくことでしょう。学生たちが感心を持ち、繊維業界が新たな活力を得ることを期待し、さらなる活動が続くことを願います。