文教大学の学生たちが実施した地域創生プロジェクト
2026年3月3日から5日までの間、長野県下伊那郡の阿南町において、3大学による地域創生プロジェクト「信州阿南町新野FIELD CHALLENGE 2026」が開催されました。このプロジェクトには、文教大学国際学部からフードツーリズムの専門家である青木洋高専任講師と、国際観光学科の2年生4名が参加。玉川大学の学生4名や東京電機大学の学生3名と共に、地域の活性化に向けた実践的なフィールドワークに取り組みました。
このプロジェクトは、KOA株式会社や「道の駅」を管理する興亜エレクトロニクス株式会社が主催し、地域の発展を支援する三井住友銀行が後援しています。阿南町は、人口減少や高齢化という課題に直面しており、持続可能な地域の発展には外部からの人材との連携や新たな「関係人口」の創出が求められています。
参加学生たちは、興亜エレクトロニクス株式会社が運営する「道の駅 信州新野千石平」を中心に、現地の調査やヒアリングを実施。このフィールドワークを通じて異なる専門性を持つ学生たちが協力し、地域活性化のための具体的な提案を行いました。
事前に行われたレクチャーでは、企業が地域とどのように共生しているかや、地域が抱えている課題についての理解を深めました。青木講師は「フィールドでは準備した質問だけにとらわれず、対話を通じて、自身の常識とのギャップを実感しよう」と学生たちにアドバイスを送りました。この経験を通じ、学生たちが道の駅を訪れ、地域住民や利用者との対話を重ね、地域資源の視察を行いました。
最終日には、学生たちが提案を発表し、地域関係者へのプレゼンテーションを行いました。文教大学の提案は、道の駅の魅力向上と特産品の再定義、玉川大学からは体験型観光の創出とインフラ活用に関する案、そして東京電機大学からは既存客の滞在延長を図る「RVパーク」の導入が提案されました。これらの発表は、地域資源(特産品や廃校、駐車場など)を新しい視点で組み合わせて付加価値を生み出し、地域の底力を引き出すものとして高く評価されました。
このように、企業や大学、行政、金融機関が連携し、現実の課題に取り組む場を通じて、学生たちにとっては地域の問題を発見し、企業や自治体と共に提案を行う貴重な学びの場となりました。また、地域の方々にとっても、学生の提案や交流を通じて新たな地域活性化の可能性を模索する意味深い経験となったことでしょう。
青木講師は、本プロジェクトによるフィールドワークを通じて「学生たちが地域資源をどう価値化するかを考える貴重な機会となった。対話を通じて道の駅の魅力を高めるための提案が生まれた」と振り返り、学生たちの成長を実感しました。
参加した学生たちの感想も多く寄せられています。佐藤未晴さんは「阿南町は美味しい食べ物が多く、人々も優しいと感じ、魅力を広めたいと思った」と述べました。また、実川心音さんは「地域の温かさに触れ、人とのつながりの大切さを実感した」とのことで、新たな興味に気づいたとの声も聞かれました。福原里奈さんは地域の人たちと関わり合いながら実現可能な案を考える楽しさを語り、藤田なみるさんも「地域の独自性を活かしながら提案を練る貴重な経験ができた」と述べています。
文教大学国際学部は、建学の理念である「人間愛」に基づき、教室での学びと体験を結びつける体験型学習を積極的に推進しています。今後も様々な価値観を持つ人々と協力し、新しい国際社会で活躍できる人材を育成していくことを目指しています。
文教大学概要
- - 学長: 宮武 利江
- - 建学の精神: 「人間愛」
- - 在籍学生数: 8,713名(2025年5月1日現在)
- - キャンパス:
- 越谷キャンパス(教育学部・人間科学部・文学部)
- 湘南キャンパス(情報学部・健康栄養学部)
- 東京あだちキャンパス(国際学部・経営学部)
詳しくは
文教大学公式サイトをご覧ください。