WAPが新たなコミュニケーションツールを発表
株式会社ワークスアプリケーションズ(WAP)は、2023年11月17日より大手企業向けのグループウェア「ArielAirOne Portal」(以下Ariel)をサイバーソリューションズ株式会社にOEM提供することを発表しました。この新しい提携により、サイバーソリューションズは自身の新商品「SecureCommunicationONE」を市場に投入し、特に中堅・中小企業を対象にリーチを強化します。
Arielの特長と効用
Arielは、スケジュール管理やワークフロー、ローコード開発機能など、業務効率化を支える様々な機能を備えています。このシステムは、すでに約150の企業に導入され、その機能性が高く評価されています。これまで主に大手企業向けに展開されていたArielですが、今回の提携によって中堅・中小企業にもその強力な機能が提供されることとなりました。
新しいコミュニケーションツールであるSecureCommunicationONEは、従来のビジネスメール機能やセキュリティ機能を超え、Arielのグループウェア機能を統合しています。これにより、時間管理が効率化され、企業に必要な情報が迅速に共有できる環境が整います。また、ArielはPostgreSQLに対応しており、マルチテナント環境での利用が可能なため、より多くの企業が扱いやすくなっています。
提携の背景と市場拡大
WAPは、引き続き大手企業向けのArielを提供しながら、サイバーソリューションズとの提携を通じて中堅・中小企業市場への展開を進めていきます。この取り組みを通じて、業界全体のグループウェアの利用者を増やし、持続的な成長を狙います。特に、SecureCommunicationONEにより、小さな企業でも大手と同等の業務効率を享受できるようになることが期待されています。
ArielAirOneの機能
ArielAirOneは、スケジュール管理、施設管理、Webサービスとの連携に加え、ポータルやファイル管理、ワークフロー開発も統合した優れたプラットフォームです。これにより企業は、自社の文化に合わせた情報共有を行い、同時にアクセス権限の柔軟な設定によって情報漏洩のリスクを低減し、内部統制の強化を実現できます。さらに、複雑な業務プロセスに適した高度なアプリケーションも簡単に開発可能で、大手企業・法人にすでに数多く導入されています。
会社概要
株式会社ワークスアプリケーションズは1996年に設立され、日本国内の大手企業向けに業務アプリケーションの開発を行っています。企業の生産性を向上させるため、ERPを基にしたソリューション提供を行っており、最近では中堅・中小企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進にも力を入れています。
サイバーソリューションズは、法人企業に向けたクラウドメール及びメールセキュリティサービスを提供する専門のベンダーです。特に、日本市場における独自技術を活用したトータルソリューションは高く評価されています。
このように、WAPとサイバーソリューションズの提携は、今後の市場において大きな変化をもたらすことでしょう。中堅・中小企業に革新的なツールを提供し、ビジネス環境を一新する挑戦が続きます。