新校舎プロジェクト
2025-06-10 14:33:26

三井ホームが手がける桜の聖母学院の新校舎プロジェクト

三井ホームが手がける新校舎の魅力



三井ホーム株式会社は、福島県の桜の聖母学院中学校の新校舎計画に着手しました。この新しい木造校舎は、同社にとって初となる「燃えしろ設計」を導入し、地元の環境と文化に配慮した画期的な建築です。近年の環境共生が求められる中、三井ホームは持続可能な建物のあり方を模索しています。

環境に優しい木造校舎



新校舎の増築は、既存の耐火RC造校舎を生かす形であり、準耐火木造でもあります。この設計は、木のぬくもりを感じ取れる空間を実現するだけでなく、災害時の安全性も確保しています。完成は2026年1月を予定しており、4月からは児童たちがこの新しい空間で学ぶ予定です。

また、地元・福島県産の木材を使用することで、地域の環境や文化に触れることができるよう設計されています。これは、児童たちが地元の資源を大切に思うきっかけにもなるでしょう。特に木材を用いた内装は、リラックス効果もあり、心理面や学習面でのプラス効果が期待されています。

建築に込めた想い



桜の聖母学院の理事長である西内みなみ氏は、新しい校舎について「児童・生徒・保護者・職員がぬくもりや親しみを感じるように」との希望を語っています。木の香りや質感は、心身に良い影響を与え、学びやすい環境を作り出します。また、この取り組みは環境教育や地域への貢献も目指しており、持続可能な社会を目指す教育哲学と調和しています。

新校舎の設計詳細



新校舎は、思いやりのあるデザインで設計されています。木造軸組工法(SE構法)を用い、柱や梁の燃えしろ設計が施されています。その結果、災害や火災時の安全性を確保しつつ、居心地の良い空間作りを実現しています。土台となる部分に加え、交流ホールや教室の設計には地産の木材が活用されることが明言されています。

三井ホームでは、創業当初から「木」を中心とした住まいの提案を行っており、豊かな暮らしを実現すべく努力を続けています。今後も教育施設や福祉施設での木造化を進め、脱炭素社会に向けた一助となることを目指しています。

地域活性化と福島県への貢献



今回のプロジェクトは、単なる校舎の建設にとどまらず、地域の活性化にも寄与するものです。福島県産の木材を活用することで、地元産業の振興が期待されています。これは、地域の林業の保護にもつながり、持続可能な経済循環を作り出す道筋を示すものです。

三井不動産グループの取り組み



三井不動産グループは、社会的価値と経済的価値の同時追求に取り組んでいます。新たなグループ経営理念では、環境との共生や多様性の尊重といった側面に重点を置いており、この新校舎プロジェクトもその一部として位置付けられています。このように地域参画を通じて、持続可能な社会を目指す様々な活動が進められています。

新たな校舎の完成には多くの期待が寄せられており、地域社会にも良い影響を与えることが期待されています。完成を心待ちにしている在校生や保護者の声も多く、新しい校舎が地域と共に発展する象徴となることでしょう。


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会社情報

会社名
三井ホーム株式会社
住所
東京都江東区新木場1-18-6 新木場センタービル(総合受付 9階)
電話番号
03-6370-7562

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