トリニティ・テクノロジーと三島信用金庫が連携
トリニティ・テクノロジー株式会社は、静岡県三島市に本店を置く三島信用金庫との間で業務提携を締結し、家族信託サービス「おやとこ」と高齢者の生活支援サービス「おひさぽ」を提供することが発表されました。この提携は、2025年5月15日に正式に結ばれる予定であり、地域密着型のサービスを展開する三島信用金庫の理念を反映したものです。
提携の背景
トリニティ・テクノロジーの代表取締役である磨和寛氏は、「この度、三島信用金庫様と業務提携契約を締結できたことを大変嬉しく思っています。私たちが信用金庫業界との提携を行うのは初めての試みですが、地域の皆様に密着したサービスを提供する三島信用金庫様の理念に共感しています」とコメントしました。これにより、二つの企業はそれぞれの強みを活かし、地域の高齢者やその家族に向けて有益な支援を行っていくことを目指します。
超高齢社会と資産凍結問題
近年、日本は超高齢社会に突入しており、高齢者に伴う課題が顕著になっています。認知症患者の数は年々増加しており、2040年には1000万人を超えると予測されています。認知症になると、個人の預貯金や不動産の売却が難しくなり、資産が凍結される状態に陥ることが多く、この問題は家族にとっても大きな不安材料となります。
トリニティ・テクノロジーの「おやとこ」は、家族信託の設立をサポートし、信託契約後はアプリを通じて資産を簡単に管理できるサービスを提供することによって、こうした課題を解決しようとしています。業界初となるこのサービスは、専門家によるコンサルティングとSaaSプロダクトを融合させたものです。
「おひさぽ」による高齢者支援
「おひさぽ」は、高齢者が家族や親しい人に頼らず、安心して生活できるように作られたサービスです。特に子供がいない高齢者や、支援を受けたくないと考える高齢者を対象としています。このサービスは、生活の見守りから医療面の手続き、葬儀や相続手続きまで、さまざまな支援を包括的に行います。
製品は「7点セット」として、利用者のニーズに応じたサービスを提供します。これにより、支援が必要な高齢者でも、安心できる環境を保ちながら生活することが可能になります。
地域への貢献と今後の展望
トリニティ・テクノロジーと三島信用金庫の提携は、地域への貢献を目指した重要なステップです。地域の高齢者に寄り添い、社会全体の課題を解決するための取り組みを今後も続けていく予定です。これにより、超高齢社会におけるさまざまな問題に立ち向かい、安心・安全な高齢者社会の実現を目指していきます。
会社概要
トリニティ・テクノロジー株式会社は、東京都港区に本社を置き、家族信託や相続問題に特化したサービスを展開しています。提携を通じて、新たな地域社会への貢献を果たすと共に、今後も日本の高齢者福祉の向上に寄与していくことを目指しています。