キングスユースチーム2025年10月度マンスリーレポート
沖縄のバスケットボール界で知られるキングスユースチームが、2025年の秋に挑んだ試合結果をお伝えします。U18とU15の2つのチームが、各々の大会で成績を残したことは、今後の成長に向けた大きな一歩となりました。ここでは、その内容に迫ります。
U18チームの挑戦
キングスU18は、9月に続いて「U18日清食品ブロックリーグ2025」と「インフロニア B.LEAGUE U18 ELITE LEAGUE 2025」に参加しました。両大会で対戦した強豪たちとの試合は、勝ち癖をつける貴重な経験となりましたが、成績は1勝2敗。特に試合のスタートに課題が残り、開始早々に得点を許す場面が目立ちました。
10月12日に行われた阪南大学高校との試合では、試合の前半こそ好機を見いだせず、69-79で敗北。続く千葉ジェッツとのエリートリーグでの試合も同じように43-61で敗れ、チームのオフェンスに改善の余地があることが明らかになりました。
しかし、10月26日に宇都宮ブレックスとの試合で見せた反発力は、チーム刷新の兆しとも言えるものでした。後半に逆転勝利を収め、63-57で勝ちをものにしました。特に1年生の宮里俊佑選手がフィジカルを活かしてチームを鼓舞し、試合の流れを引き寄せる活躍を見せました。チームメンバーたちが、お互いに刺激を与え合いながら競い、成長を続けている様子が感じられました。
ヘッドコーチの浜口炎氏は、選手間の連携が向上してきていると指摘。「宮里や長嶺選手がポイントガードとしてボールプレッシャーを強化し、全体のパフォーマンス向上につながった」と評価しました。チーム全体として試合中のエネルギーレベルを上げる努力が求められています。
U15チームの快進撃
一方、U15のキングスは第4回沖縄アリーナカップにおいて、晴れて6連覇を達成しました。特に決勝戦では北谷中学校相手の壮絶な戦いが記憶に残ります。試合開始から宮城昊河選手が主導し、全選手が意気投合して得点を重ね、チームが掲げる「超高速バスケ」を体現し、101-36で圧勝しました。
宮城選手は試合前から自らが得点を取りに行く姿勢を示しており、チームの勝利をリーダーとしてもたらしました。「前の代の歴史を引き継ぎつつ、新たな目標を共に追うことができた」と喜びの声を語りました。また、仲松優選手は部分的な不安を抱えつつも、要所をキープしつつ得点を重ねました。
次の全国大会での勝利を見据え、末広ヘッドコーチはさらなるチーム力の向上を求めています。「リバウンドなどで全選手が意識を持ち、より速い判断力が必要だ」と強調し、選手たちはこの声に応えようと日々努力しています。
まとめ
キングスユースチームは着実に成長を続けており、特にU18が経験値を高め、U15がさらなる高みを目指して苦戦する姿は感動的でした。今後も彼らの挑戦から目が離せません。応援よろしくお願いいたします!