自治体DX推進の現状を可視化！「自治体ドックランキング2025」発表

自治体DX推進の最新状況を明らかにする「自治体ドックランキング2025」

2023年8月26日、株式会社うるるが発表した「自治体ドックランキング2025」は、全国1,741の自治体におけるデジタル・トランスフォーメーション（DX）の推進状況をランキング形式で見える化しました。このランキングは、総務省が実施した調査データを基に、五つの評価分野にわたる343項目から独自にスコアが算出されており、各自治体のDX進捗を詳細に把握することが可能になっています。

異彩を放つランキング結果

今回のランキングでは、大阪府豊中市がDX偏差値76.3で1位に輝き、堺市が76.0で2位、東京都町田市が74.7で3位という結果となりました。これらの自治体は、フロントヤードのオンライン化や行政サービスの高度化において高評価を得ており、他にも宮崎県都城市や広島市、千葉市など多様な地域からの上位入選が見られました。

さらに、人口規模別では、大規模自治体が豊中市、中規模が新潟県三条市、小規模が石川県羽咋市と、各カテゴリーでトップを獲得しました。これにより、日本の各地域がそれぞれの特性を生かしながら、DXを推進していることが浮き彫りになりました。

各分野での細かい評価基準

本ランキングでは特に、次の五つの分野に焦点を当てています：
1. 自治体DXの推進体制
2. フロントヤード改革の取り組み
3. 情報セキュリティ対策
4. デジタルデバイド対策
5. 行政サービスの高度化

各自治体は、この評価基準に基づいて点数を算出され、そのデータがDXを推進するための参考となることを目指しています。これにより、各地域での先進事例や改善策が共有され、住民や職員にとっての利便性向上が期待されています。

特設サイトでのデータ公開

ランキングの詳細は、特設サイト（自治体ドックランキング2025）にて公開されています。興味のある方はぜひチェックしてみてください。またこのサイトでは、各自治体の詳細や、ランキングの運用による改善点などについても触れられています。

リーダーシップと外部人材の重要性

うるるの代表取締役社長、星知也氏は、このランキングの上位に共通して見られる特徴として、行政トップの強力なリーダーシップと、外部人材を活用した推進体制の重要性を挙げています。特に、大阪府豊中市の『デジタル・ガバメント戦略2.0』や、堺市による『DX PRO』の育成は、その成功を支えるキーファクターとなっています。