小学生向け！東大で開催されるプログラミング特別教室

小学生向けプログラミング教室 in 東大

東京大学で、将来必要とされるプログラミングスキルを小学生に育成する特別な教室が開催されます。この教室は、AI研究の権威である松尾豊准教授が講師を務め、参加者に実践的な体験を提供することを目的としています。イベントは2023年6月18日、東京大学の弥生講堂で行われ、午前13時から午後4時15分までを予定しています。

なぜプログラミング教育なのか？

近年、AIやテクノロジーの進化が急速に進んでおり、それに伴い「プログラミング的思考」が重視されるようになっています。プログラミング的思考とは、自分の意思で行動し、計画を立て、問題を見つけて修正する力を指します。これらはAI社会を生き抜くために必要な基本的な資質であり、2020年から新小学校教育課程で必修化されることが決定しています。子供たちがこのような社会で活躍するためには、早い段階からの教育が不可欠です。

ワークショップの内容

このプログラミング教室では、まず小学校2年生から3年生を対象に、100名の子供たち（保護者も含めて合計200名）を東京大学に招待し、ロボットを操作する体験型ワークショップを行います。参加者は、ロボットの動きを自分で設計し、コーディングを行えるようになります。もし、うまくいかない場合も自分で修正しながら学ぶ「練習ラウンド」が組まれています。

ワークショップの後半では、参加者たちが練習した知識を背景にした「Bee-Botコンテスト」が行われ、優勝を目指してチームが競い合います。指導は戸田市教育委員会の教育アドバイザー江添信城氏が担当します。

保護者向けトークセッション

また、子供たちが練習ラウンドを行っている間、保護者は別の会場で「AI社会と子どもたち」をテーマにしたトークセッションに参加することができます。このセッションでは、東京大学の松尾豊准教授や文部科学省の佐藤安紀氏、経済産業省の井上博雄氏などをゲストに迎え、AI社会における子供たちの教育の重要性について議論が交わされます。