ERPCのプラットフォーム基盤が生まれ変わる
最近、ERPC(ELSOUL LABO B.V.が運営)はプラットフォームの基盤刷新を発表しました。この刷新は、スケール性と運用性の強化を目的としており、ユーザーシステムを含む全体が新しい構成に移行しました。これにより、プラットフォームの利用がよりスムーズになり、今後のリージョン追加や利用増加においても安定した運用が可能となりました。
プラットフォーム基盤の刷新内容
この更新により、ERPCでは接続管理を含む各種管理構造が整理され、接続状態や構成の把握がしやすくなりました。運用時の取り扱いも向上しています。また、API構造もスケールを前提とした再整理が行われ、UIアプリケーション上からの管理が可能となります。これらの新機能は、来年のリリースが予定されています。
ERPCは今後も、高速で高品質なサービスの改善を進めつつ、扱いやすさと安定性を兼ね備えた製品を提供していく予定です。
フリートライアルのリセットと再開
プラットフォーム刷新に伴い、ERPCはフリートライアルのリセットも行いました。過去にフリートライアルを利用したユーザーにも、現在のERPCが新しい構成・性能であることをお伝えします。研究開発の継続的な反映に加え、グローバルリージョンの追加によって、性能も大幅に向上しました。
RPC、WebSocket、gRPC、Shredsの共有エンドポイントについては、全リージョンで1日フリートライアルが可能です。これにより、実際の環境において新しいERPCを体験することができます。
共有プランBundleの魅力
ERPCでは、成長段階に応じてRPC、gRPC、Shredsを組み合わせて利用できる「共有プランBundle」を提供しています。このプランの魅力は、各リージョンで全接続タイプを使え、RPCトークンはリージョン間で合算される点です。
ShredsはgRPCより迅速にブロックデータを取得でき、検知用途に特化しています。一方でgRPCは補正後の情報に基づく確定判断に適しています。Bundleプランは、これらの特徴に基づいて設計されているため、実運用に最適な構成となっています。
マルチリージョン割引とアクセス
ERPCは、実用化およびスケールを前提とした利用に向けて、Bundleプランを提供しています。これにより、RPC、WebSocket、gRPC、Shredsをまとめて利用でき、単体契約よりもコスト効率が向上します。このように、複数リージョンに拠点を持つことで、検知速度やトランザクション成功率、混雑耐性を高められるのです。
ERPC VPSの特徴と性能比較
ERPCのVPSは、Solanaネットワークに近い位置に配置され、多くのエンドポイントに対して0.1ms〜0.2msのpingを実現しています。この結果はネットワーク経路や構成に基づく設計によるものです。加えて、CPUやメモリ、ストレージの質にもこだわり、レイテンシを最小限に抑えることに成功しています。
ERPC VPSはGoogle Cloudの高性能構成と比較しても、CPUスループットやメモリ帯域、ディスクI/O、p99レイテンシで差が確認されています。これにより、コスト効率のバランスも取っています。
価格とリソース環境の現状
近年、AI需要の拡大により、サーバー部材の在庫不足や価格上昇が続いています。ERPCはプラットフォームの品質向上を重視し、現在の価格と条件でのサービスを提供していますが、将来にわたってこれを維持することは保証されていません。
まとめ
刷新されたERPCのプラットフォームとフリートライアルをぜひご活用ください。利用状況や最適な導入方法についての相談は、ぜひValidators DAOの公式Discordまでどうぞ。
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ERPC 公式サイト