タスキホールディングスがUmee Technologiesと提携し音声AIを活用した新たなビジネスモデルを構築

タスキホールディングスがUmee Technologiesと資本業務提携を発表

株式会社タスキホールディングスは、音声AI技術に特化したUmee Technologies株式会社と資本業務提携契約を締結したことを発表しました。この提携は、タスキホールディングスが設けたコーポレート・ベンチャー・キャピタル「TASUKI VENTURES」の第一号案件となります。

Umee Technologies社の紹介

Umee Technologiesは、電気通信大学認定のベンチャー企業であり、「技術で人を進化する」という理念のもとでAI技術の研究と応用を行っています。2019年に設立され、彼らのファーストミッションは「話術の視覚インストール時代の到来」です。この使命のもと、トップパフォーマーの話術を無意識に体得できる話術AI「FrontAgent」を開発しました。また、独自の特許技術「DeepInsightEngine」により、話者の心理傾向をリアルタイムで分析することも可能です。

提携の背景

今回の業務提携は、タスキホールディングス傘下の株式会社ZISEDAIが営業支援ツールとして「FrontAgent」を利用していたことがきっかけで実現しました。Umee Technologiesが提供する「FrontAgent」は、一般的な音声認識スキルを超え、心理分析や提案機能を持つ特異なサービスです。この特性を活かし、不動産業界の営業における属人的なノウハウをデジタル化し、業務の効率化を図ることが期待されています。

具体的な取り組み

1. 不動産営業における心理分析を加えたトークスクリプトの生成機能を開発する。
2. 「TASUKITECH」の操作性を向上させるため、音声認識AIの実装を進める。

これにより、ユーザーがより高度な営業手法を手に入れることができ、業務の効率化が期待されます。

TASUKI VENTURESの役割

今回の資本業務提携は、タスキホールディングスのCVC「TASUKI VENTURES」による第1号案件として実施されました。このプログラムは、不動産関連ビジネスと新しいテクノロジーに特化したベンチャー企業との協力を促進することを目的として設立されました。今後、多様な企業との連携を進めることで、不動産業界のデジタル化を加速することを目指します。