気候変動リスク分析プラットフォーム「Climate Vision」の新たな展開
近年、気候変動問題が深刻化する中、株式会社Gaia Visionの気候変動リスク分析プラットフォーム「Climate Vision」が国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)の気候リスクツールデータベース「The Climate Risk Tool Dashboard」に新たに加わったことが発表されました。このデータベースは、金融機関が気候リスクを評価するためのツールを包括的に網羅した公開データベースであり、気候変動対応に取り組む金融機関にとって重要なリソースとなります。
Climate Visionとは?
「Climate Vision」は、企業や金融機関が直面する物理的気候リスクを評価するためのツールです。Gaia Visionは、2021年9月に設立以来、サステナビリティ情報の開示や、気候変動リスクへの対応を支援してきました。多くの利用者から支持を受けてきたこのプラットフォームは、三菱UFJ銀行などの大手金融機関にも活用されています。
The Climate Risk Tool Dashboardについて
「The Climate Risk Tool Dashboard」は、UNEP FIが提供するデータベースで、各種気候リスク評価ツールに関する情報を集約しています。今年6月からエクセル版も利用可能となり、2024年9月時点で80以上の世界中のツールに関する詳細な情報が提供されています。これにより、金融機関は自身に適したツールを選択しやすくなります。
主要な掲載内容
Climate Visionは、物理的気候リスク評価ツールの一つとして、他の著名なプロバイダーと並んで掲載されており、以下の観点が整理されています:
- - リスクタイプ:物理的リスク
- - 対応シナリオ:IPCC、NGFS基準に基づく
- - 地理的カバレッジ:世界各地をカバー
- - 対象アセットクラス:様々なアセットに対応
- - デモ提供の可否:実際の利用前にテスト可能
- - オンライン実装状況:クラウド上での利用環境あり
今後の展望
Gaia Visionでは「Climate Vision」のさらなる発展を目指し、サービスの向上に注力していく考えです。昨年三菱UFJ銀行との協働研究を開始し、今後も金融機関との連携を強化し、持続可能な金融システムの構築に貢献することを目指しています。特に、Climate Visionの無償版も提供しており、ユーザーは一部の機能を無料で利用することができます。
無償版の利用方法
無償版の「Climate Vision」では、低制限ながら世界中の洪水リスクマップをシナリオ別に確認できる機能が提供されています。興味のある方は、公式サイトから新規登録を行うことで簡単にアクセス可能です。詳細は以下のリンクからご確認ください。
問い合わせに関しては、
こちらのフォームからお気軽にご連絡いただければと思います。Gaia Visionの今後の活動にぜひご注目ください。