宮城県の女川町は、サッカークラブ「コバルトーレ女川」とフィットネスジム「アッティーボジム」がタッグを組む新たな取り組みを始めました。この連携は、地域密着型のスポーツとフィットネスの融合を目指し、合同契約に基づいて行われます。
2025年11月1日、WACK女川スタジアムにて行われた調印式には、両社の代表者が出席し、今後の協力関係に対する期待が述べられました。コバルトーレ女川に所属する選手たちは、アッティーボジムが運営する全国32店舗のジムを自由に利用できるようになり、質の高いトレーニング環境が提供されることになります。この契約により、選手たちは日々の仕事と競技を両立させながら、競技力の向上に取り組むことができるでしょう。
調印式では、株式会社コバルトーレの代表取締役、近江弘一氏が「選手にとってこの支援は非常に大きな意味がある」とコメントし、ジムの施設利用に加え、さらなるトレーニング支援への期待も寄せました。彼は、選手たちがプロ化を目指し地域と共に成長していく姿勢が重要であると強調しています。
アッティーボジムの代表取締役、佐藤浩至氏は「女川の町を走った際、住民の方々の心の復興はまだまだ道半ばだと感じた」と語り、未来の地域活性化に向けたコバルトーレの役割に期待を寄せました。アスリートが成し遂げる勝利は、地域の誇りを高めると信じていると述べています。
その日のイベントでは、アッティーボジム矢本・石巻店で6周年記念の感謝イベントも開催され、コバルトーレ女川の選手たちが地域住民との交流を深めました。選手たちがフットサルや記念撮影を通じてファンとの距離を縮め、地域社会との一体感を育む重要な機会となりました。
アッティーボジムとコバルトーレ女川の提携は、選手へのフィジカルサポートにとどまらず、地域住民向けの健康イベントなども計画しており、スポーツとフィットネスを通じた地域活性化に向けた一歩を踏み出しています。
2025年11月1日はアッティーボジムにとって特別な日であり、福島県初となる「福島店」と、山形県内4店舗目の「天童店」もオープンしました。これにより、アッティーボジムのネットワークは全国32店舗に拡大。地域に根ざしたフィットネス文化の普及に期待が寄せられています。
アッティーボジムとコバルトーレ女川は、地域の復興と活性化を見据えた取り組みを通じ、これからも共に挑戦を続けていくことを誓っています。地域と共に成長を目指すこの連携は、今後の若者たちの未来に大きな影響を与えることでしょう。