イタリア・ボローニャの絵本を楽しむ特別展が板橋で開催
秋の訪れと共に、東京都板橋区立中央図書館で「第32回ボローニャ・ブックフェア in いたばし 世界の絵本展」が開催されています。このイベントでは、世界各国の絵本が一堂に会し、特に北イタリア・ボローニャ市での文化的交流が深まることとなっています。
世界中の絵本を手に取る貴重な機会
今年の絵本展では、200冊以上の魅力的な絵本を展示しており、訪れた方々は手にとって楽しむことができます。特に、ボローニャ児童図書展で出展された作品は貴重で、板橋区に寄贈されたものです。絵本の魅力を直接体験できる貴重なチャンスです。
また、子どもたちが自分のお気に入りの絵本を選ぶことができる投票イベントも行われており、参加者同士での交流も楽しめます。これにより、絵本を通じたコミュニケーションの場が広がるでしょう。
翻訳コンテストとワークショップで国際理解を促進
さらに、会期中には「第30回いたばし国際絵本翻訳大賞」の表彰式も行われます。このコンテストは、外国語絵本の翻訳を通じて国際理解を深めることを目的としています。このイベントでは、英語部門やイタリア語部門での受賞者が選ばれます。特に注目されるのは、受賞作が実際に日本語訳され、この展示が行われている期間中に直接見ることができる点です。
また、翻訳家や児童書作家として活躍する「中井はるの先生」による翻訳体験ワークショップも開催予定です。このワークショップでは、参加者が外国語絵本に触れながら翻訳作業を体験し、実際の絵本翻訳のプロセスを学ぶことができます。
日替わりの絵本読み聞かせイベント
絵本展の期間中は、日替わりで外国語による絵本の読み聞かせも行われています。これにより、さまざまな言語や文化に触れる機会を提供し、子どもたちの国際感覚を養う手助けをします。毎日異なる言語の絵本が用意されていますので、毎回訪れるのが楽しみになります。
絵本文化を深める板橋区の取り組み
板橋区では「絵本のまち板橋」をテーマに、国内外の絵本文化を発信しています。地域の美術館やいたばしボローニャ絵本館などとの連携により、文化的なプロジェクトが数多く実施されています。このような取り組みを通じて、地域の魅力を高めることを目指しています。
最後に、このイベントは8月24日から9月7日まで行われ、その後9月8日に翻訳大賞の表彰式が予定されています。板橋区立中央図書館へぜひ足を運び、世界の絵本に触れ、その奥深い文化に親しんでみてはいかがでしょうか。