新研究機関「iWPS」
2026-08-19 10:51:03

屋内位置情報データを活用した新研究機関「iWPS」の設立とオフィス分析の未来

屋内位置情報データを活用した新研究機関「iWPS」の設立



近年、働き方が変化する中で、オフィスの利用状況を可視化する動きが活発になっています。株式会社ビーキャップは、屋内位置情報データに基づいた新たな研究機関「iWPS(Institute of Work Place Science)」を立ち上げ、オフィス環境における行動データの分析を通じて企業の意思決定を支援する取り組みを発表しました。

iWPS設立の背景



多くの企業がデータ収集容易になった昨今ですが、そのデータをどのように活用すれば良いかという点には明確な指針が不足しています。出社率や会議室利用率のデータを収集する一方で、実際に業務に活かす際の課題が浮き彫りになっています。具体的な結論を導き出すためには、どの程度のデータが必要か、どういった基準で評価すべきかの理論が重要です。

例えば、「300名分のデータでもオフィスの実態を把握できるのか?」といった基本的な疑問に対して、明確な答えが存在していないのが実情です。iWPSは、こうした問題に対処するために設立され、実際の行動データを学術的に分析することが目的となります。

研究の目的



iWPSは、屋内位置情報データを用いたワークプレイス研究を進め、「現場で使える科学」の創出を目指します。具体的には、実際のオフィスから得られる行動データを基に、統計学やデータサイエンスの知見を活用して、企業のオフィス利用実態を定量的に解明することが狙いです。

研究体制



  • - 所長: 立正大学 データサイエンス学部 教授 大井達雄
  • - 副所長: 株式会社ビーキャップ代表取締役 岡村正太
  • - 主幹研究員: 株式会社ビーキャッププロダクトマネージャー 高井健吾
  • - 客員研究員: 武蔵野大学 アジアAI研究所 客員研究員 熊谷比斗史

この研究チームは、様々な分野の専門家が集まり、実務と研究を両立させた活動を推進します。

第一弾研究の発表



iWPSが始めて取り組む研究テーマは「オフィス空間における収容稼働率のサンプリング推定」です。具体的には「オフィスの利用実態を把握するために、何名分の行動データが必要か」を核心的に探ります。

従来は、データを長期間かつ大量に取得するのが難しく、オフィス利用状況を解明する研究は限られていました。本研究は、Cochranの公式に基づく必要サンプル数の設計やベイズ推定を活用し、少数のデータから全体の状況を推定するための基本的な枠組みを示すことを目指しています。

今後の取り組み



2026年度には、より大規模なオフィス環境における実証研究や、サンプル数と推定精度の関係を検証するなど、継続的な研究活動を行う予定です。また、関連企業や他機関との連携を強化し、ワークプレイスデータ活用の標準化を進め、実務に即した評価指標の確立を目指します。

所長のコメント



iWPSの所長である大井教授は、「データ収集の重要性が強調される中、今後はそのデータの解釈と意思決定に結びつける必要があります。iWPSでは、実際のデータに基づいた検証を行い、企業が安心して活用できる理論を構築していく所存です」と述べています。

会社概要



  • - 会社名: 株式会社ビーキャップ
  • - 所在地: 東京都港区虎ノ門4-3-1 城山トラストタワー19階
  • - 設立: 2018年12月13日
  • - 代表者: 代表取締役社長 岡村正太
  • - 事業内容: 屋内位置情報ソリューション「Beacapp Here」などの開発・販売・運営。

今後の「iWPS」の動向にますます注目が集まります。


画像1

会社情報

会社名
株式会社ビーキャップ
住所
東京都港区虎ノ門4-3-1城山トラストタワー19階
電話番号
03-6661-0307

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。