大阪市、元「なにわの海の時空館」利活用事業の実施事業者を募集!新たな賑わいを創出へ

元「なにわの海の時空館」が新たな活力を得る!大阪市が利活用事業の実施事業者を募集



大阪市は、平成25年3月に閉館した元「なにわの海の時空館」の利活用事業を実施する事業者を、プロポーザル方式により募集しています。

同施設だけでなく、周辺のコスモスクエア海浜緑地の一部を含めた約59,404平方メートルを事業範囲とし、新たな建物の建築も可能にすることで、咲洲コスモスクエア地区の更なる活性化を目指します。

元「時空館」の建物は売却、緑地は貸付とし、利用可能範囲全域で緑地維持管理協定を締結。事業者が維持管理を行うことを条件としています。

元「時空館」の概要



元「時空館」は、大阪市住之江区南港北2丁目5番20号に位置する海洋博物館でした。平成12年7月に開館し、ガラスドームの展示棟と「海中道」で接続されたエントランス棟からなり、館内には江戸時代の貨物船「菱垣廻船」の実物大模型が展示されていました。しかし、入館者数の低迷により、平成25年3月末に閉館し、現在に至っています。

事業のコンセプト



今回の利活用事業では、元「時空館」と周辺緑地を一体的に活用することで、咲洲コスモスクエア地区のにぎわい創出を目指します。民間事業者の自由な発想とノウハウを活かし、同地区の活性化に貢献する事業を期待しています。

元「時空館」は、咲洲コスモスクエア地区のランドマークとしての景観を保持し、新たな建物の建築においても、「大阪港の玄関口としての景観」や「コスモスクエア海浜緑地との調和」に配慮することが求められます。

利用可能範囲



事業範囲は、元「時空館」を含むコスモスクエア海浜緑地の一部で、約59,404.27平方メートルです。

このうち、元「時空館」建物投影部分は約8,428.84平方メートルで、建築可能なエリアは10,690.67平方メートルとなっています。

事業スキーム



事業スキームは、元「時空館」の建物を売却、緑地を貸付、建物以外の設置を占用許可または使用許可、貸付、占用許可及び使用許可を受けた区域以外でイベント等を実施する場合には行為許可とするというものです。

また、利用可能範囲全域を対象とした緑地維持管理協定を締結し、事業者が緑地を維持管理することとなっています。

実施事業者の選定方法



実施事業者の選定は、計画提案審査と価格(月額土地賃料)提案審査によるプロポーザル方式(二段階審査方式)で行われます。

事業実施上の条件



事業実施にあたっては、建物(元「時空館」)の売却条件、緑地(土地)の貸付条件、その他各種許可の条件、緑地維持管理の条件などが定められています。

募集期間



実施要領の配布期間は、令和5年3月28日(火曜日)から9月28日(木曜日)午後5時までです。

応募申込



応募者は、申込みに必要な書類を、持参または送付により提出する必要があります。

受付期間は、持参による提出の場合、令和5年9月1日(金曜日)から9月28日(木曜日)午前9時30分から正午、午後1時30分から午後5時(ただし、土曜日・日曜日・祝日は除く)です。送付による提出の場合、令和5年9月21日(木曜日)午後5時必着です。

プレゼンテーションの実施



令和5年10月中旬から下旬頃に、提出資料を基にしたプレゼンテーションを実施予定です。

スケジュール



  • - 実施要領配布:令和5年3月28日(火曜日)から9月28日(木曜日)
  • - 現地見学会:令和5年4月3日(月曜日)から9月27日(水曜日)まで随時
  • - 質疑受付:令和5年4月21日(金曜日)から8月21日(月曜日)
  • - 送付による申込書類の締切日:令和5年9月21日(金曜日)必着
  • - 持参による申込書類の受付期間:令和5年9月1日(金曜日)から28日(木曜日)
  • - プレゼンテーションの実施:令和5年10月中旬から下旬
  • - 計画提案審査結果の通知:令和5年11月中旬(予定)
  • - 価格提案審査日(実施事業者の決定):令和5年11月24日(金曜日)
  • - 建物等売買契約、事業用定期借地権設定契約及び緑地維持管理協定の締結:令和5年12月末(予定)

詳細情報



詳細は、大阪市港湾局のホームページで確認できます。

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