建設業界の未来を築く、「都中建合同就職説明会2025」の成果とは

「都中建合同就職説明会2025」の開催報告

2025年11月8日、東京都千代田区の株式会社コントラフトにおいて、一般社団法人東京都中小建設業協会との共催による「都中建合同就職説明会2025」が開催されました。このイベントは、建設業界の魅力を発信し、若手や外国籍人材と企業のマッチングを目指して企画されました。高齢化や担い手不足が進む建設業界において、特に若い世代に注目が集まっています。

開催背景と目的

建設業界は現在、高齢化が進み、次世代を担う人材が不足しています。これに伴い、業界の活性化のためには新たな人材の確保が急務となっています。本説明会は、求職者や学生に対して建設業界の魅力を直接伝え、雇用の促進を図ることを目的としています。参加企業の中には、積極的に新しい人材を迎え入れようとする姿勢が伺えました。

当日の様子

説明会には、都中建に加盟する企業5社と、35名の求職者が参加しました。イベントは、全体説明から始まり、その後に個別交流の時間が設けられました。全体説明では、各企業のキャリアアドバイザーが自社の特徴や魅力を紹介しました。

求職者は5～6人のグループに分かれ、各企業のブースで個別の説明を受ける形式で進行しました。少人数制だったことから、参加者は企業とのインタラクションを深めることができ、企業側も求職者とのコミュニケーションを積極的に図ることができました。

参加企業のコメント

株式会社近藤組様の意見

近藤組は、土木・建築工事を手掛ける総合建設会社で、今回のイベントに積極的に参加しました。人手確保に困っていたため、事前にコントラフトからの情報をもとに若手求職者との接点を持つことを期待していました。実際、説明を聞く求職者の姿勢が非常に積極的だったことに安堵したとコメントしています。また、女性の求職者も多かったことには驚きました。

双栄基礎工業株式会社様の感想

双栄基礎工業は、地盤改良工事を主な業務としています。中途採用や新卒採用の難しさがある中、求職者と直接会える機会を求めて本イベントに参加しました。参加前は建設業界に対するマイナスイメージが広がっていると感じていましたが、実際に会った求職者の中には建設業への興味を持つ方が多く、新たな可能性を感じたと述べています。特に、コントラフトのスタッフが企業ブースへの誘導を行ってくれたおかげで、充実した時間を過ごせたことも大きなポイントでした。

今後の取り組み

「都中建合同就職説明会2025」は、企業と求職者とのマッチングの機会を提供するだけでなく、建設業界に必要な人材を確保するための重要なステップでもあります。コントラフトは、今後もこのようなイベントを通じて人材不足問題の解決に向けた活動を続けていく予定です。求職者への選考意思確認を行い、さらなるマッチングの機会を増やしていくことを目指します。